ベルコア・コンサルティングとは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・向いている人【2026年版】
株式会社ベルコア・コンサルティングは、2026年3月1日に設立されたAI・DX領域のコンサルティングファームです。AIを前提に業務を設計し、コンサルタントとエンジニアが組んで構想策定から実装までを担います。代表の芹澤敬介氏はALBERTとアクセンチュアでData & AI領域を推進してきた人物です。2026年6月には、東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社プロジェクトホールディングスがベルコアへの出資参画を発表しました。本記事では、事業内容・組織・働き方・キャリアパスを整理します。
会社概要
| 社名 | 株式会社ベルコア・コンサルティング |
|---|---|
| 設立 | 2026年3月1日 |
| 代表者 | 代表取締役CEO 芹澤敬介 |
| 本社 | 東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー24階 |
| 法人番号 | 8010401197674 |
| 事業内容 | AI開発・導入支援、総合コンサルティング(戦略・業務・IT/DX) |
創業メンバーは3名です。代表取締役CEOの芹澤敬介氏は、AIスタートアップALBERTのコアメンバーだった人物で、経営統合を経てアクセンチュアへ参画しDirectorを務めました。手がけてきたのは、AIとビッグデータ解析を軸にした製造・金融・中央省庁の変革です。経済産業省とドリームインキュベータでの経験も持ちます。
残る2名も、それぞれ異なる領域から合流しています。取締役CAIOの柿添康大氏は、Google Cloudのパートナーとして実績を持つG-genの元上級執行役員COOです。AI黎明期からAI駆動の開発とプロジェクト運営を指揮してきました。取締役COOの今田豊氏はビジョン・コンサルティングの元上級執行役員で、大手製造業や総合商社のデリバリを担当していました。データサイエンス、コンサルティング、システムインテグレーションという3つの背景が、経営陣に揃っているといえます。
事業内容と特徴
ベルコアのサービスは、戦略・業務コンサルティング、ITコンサルティング、データサイエンス、エンジニアリングの4領域にまたがります。戦略・業務コンサルティングが手がけるのは、事業戦略や中期計画の策定と、業務改革(BPR/BPO)やTo-Be業務設計、組織・ガバナンス設計です。ITコンサルティングの範囲はIT構想策定とシステム化計画、ITロードマップ策定です。RFP作成とベンダー選定支援、要件定義支援、PMO/PgMOもここに含まれます。
残る2領域は、AIに直接かかわります。データサイエンスが担うのはAI活用構想の企画と、モデル開発です。予測・最適化、画像認識、自然言語処理のモデルを開発し、需要予測や因果推論にも踏み込みます。この構想を動くものにするのがエンジニアリングです。システムアーキテクチャ設計から入り、クラウド・アプリケーション開発とデータ基盤の実装、AIエージェントと自動化の実装まで担います。運用設計と定着化支援も引き受けます。
こうした4領域を、ベルコアは独自の支援の型で組み合わせます。中核にあるのがAI-FDEです。FDEはForward Deployed Engineerの略で、エンジニアが顧客の現場に配置され、業務を直接見ながらリアルタイムでソフトウェアを作り込む働き方を指します。米Palantirが広めた概念です。要件定義から開発、納品と順に進む従来のサイクルとは、組み立てが違います。
その違いが表れるのは、役割の分け方です。コンサルタントは顧客との対話と思考に集中し、FDEがその手元の道具をつくります。調査や資料作成の時間はAIで圧縮し、経営層との対話に時間を回しています。
この進め方の土台にあるのが、AIに任せて人が監督するHuman ON the loopの考え方です。ここにPDCAではなくOODA(観察・状況判断・意思決定・実行)の循環を組み合わせました。自社で次世代の生産性を実証してから、サービスとして展開します。
実際の契約では、支援形態が用途で分かれます。顧客チームの一員として入るのが常駐・伴走支援で、複数の専門人材でチームを組むのが専門チーム派遣です。構想策定から定着化まで進めるプロジェクト型支援もあります。加えてCS・BPO領域を中心に、生成AIと業務自動化で成果に連動する成果連動型支援を用意しています。
成長性・外部評価
ベルコアの組織は、機能別のハイブリッド体制です。デリバリはインダストリやソリューションでカットしません。人材はワンプールで置いています。顧客の深掘りを担うのがEnterprise Consulting Unitで、製造・流通・小売・金融、TMT・官公庁などのインダストリ担当制を取ります。
もう一方のAI-Value Chain Studioは、AIプロダクト化(IP化・テンプレート化)とAI導入支援(PoCから本番化)、AI人材育成、AI定着支援を担当します。ここがAI-FDEの専門性を全案件に注入します。一方、実行の伴走支援は案件軸、営業はインダストリ軸です。
こうした組織づくりと並行して、資本面の提携も進んでいます。2026年6月1日、東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社プロジェクトホールディングス(証券コード9246)が、ベルコアへの出資参画・資本業務提携を発表しました。適時開示も行われています。狙いは、AI戦略やPoCの段階で終わらせず、現場に入り込んで実装と定着まで伴走できる支援体制を築くことです。出資元の現場変革推進力と、ベルコアのAI・データ専門性を組み合わせます。
その協業の内容は、AI実装案件の拡大、AI・DXオファリングサービスの開発、AI時代に向けた人材・組織強化の3点です。出資元のプロジェクトホールディングスは2021年9月29日に上場した企業で、同社自身はデジタルトランスフォーメーション事業、DX×テクノロジー事業、DX×HR事業の3セグメントを展開しています。
働き方・カルチャー
ベルコアの勤務地は、本社および顧客先です。在宅勤務とリモートワークは相談できます。フレックスタイム制度と裁量労働制度もあり、対象者は担当職務の内容と職務遂行の態様に基づいて個別に決まります。
また、完全週休二日制のほか、育児短時間措置、妊婦特別休暇、産前産後休暇が整備されています。
さらに、創業期の制度としてストックオプションがあり、全社員が対象です。
キャリアパス・育成
ベルコアの職位は、コンサルタント系とエンジニア系に分かれます。コンサルタント系はアナリストから始まり、コンサルタント、シニアコンサルタントと上がります。その先はアソシエイトマネージャー、エンゲージメントマネージャー、アソシエイトパートナー、パートナー、シニアパートナーです。
一方、エンジニア系はエンジニアからシニアエンジニアへ進み、テクニカルマネージャー、テクニカルアーキテクト、チーフエンジニアと続きます。コンサルタント系の階梯に対応するのがデータサイエンティストで、エンジニア系に対応するのがAI-FDEです。技術で深めるか、顧客との関係で広げるかを選べます。
この2系統に並ぶ職種は、コンサルタントとITコンサルタント、AIコンサルタント、データサイエンティスト、AIエンジニアです。コンサルタント系の業務は、経営・事業戦略やAX・DX戦略の立案と実行支援が中心です。大規模プロジェクトのPM/PMO、業務プロセス分析と改善の設計・実行、顧客のCxOや事業部門との折衝も担います。
また、育成面では資格取得支援制度の対象資格に事業の重心が表れています。AWS、Microsoft Azure、Google Cloudの生成AI・AI関連認定に加え、PMI-CPMAI、生成AI Passportが対象です。ほかにPMP、情報処理技術者試験、統計検定も含まれ、独自の社内研修制度も設けています。このほか健康保険は関東ITソフトウェア健康保険組合で、健康診断と予防接種の補助、通勤費の支給(月額3万円が上限)を用意しています。
向いている人
SIerやSES、事業会社の情報システム部門でITの実行経験を積み、コンサルティングやAI領域へ移りたい人に向いています。AIの資格取得支援と社内研修が用意されており、領域を変える入口として現実的です。歓迎要件にはITプロジェクトの全工程の経験が入っているため、実装まで見てきた経験がそのまま評価されます。
また、上流と実装の分断に不満がある人にも合います。理由は、コンサルタントとFDEの二層構造で、構想策定から実装、定着化までを同じ組織の中で担うためです。要件を渡して終わりでも、決まった要件を作るだけでもない関わり方になります。
さらに、技術で深めるキャリアを描きたい人にも向いています。エンジニア系はシニアエンジニアからテクニカルマネージャー、テクニカルアーキテクト、チーフエンジニアまで独立した階梯です。マネジメントへ寄らずに専門性で上がる道があります。
このほか、創業期の裁量と資本のアップサイドに価値を感じる人にも合います。設立から日が浅く、組織はワンプールで柔軟性のある体制です。全社員を対象としたストックオプション制度もあります。
よくある質問
ベルコアはどんな会社ですか?
2026年3月1日に設立されたAI・DX領域のコンサルティングファームです。AIを前提に業務を設計し、コンサルタントとエンジニアが組んで構想策定から実装までを担います。2026年6月には、東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社プロジェクトホールディングスがベルコアへの出資参画を発表しました。
ベルコアの働き方の特徴は?
在宅勤務とリモートワークは相談できます。フレックスタイム制度と裁量労働制度もあり、対象者は担当職務の内容と職務遂行の態様に基づいて個別に決まります。創業期の制度としてストックオプションがあり、全社員が対象です。
ベルコアはどんな人に向いていますか?
SIerやSES、事業会社の情報システム部門でITの実行経験を積み、コンサルティングやAI領域へ移りたい人に向いています。また、技術で深めるキャリアを描きたい人や、創業期の裁量と資本のアップサイドに価値を感じる人にも合います。
まとめ
株式会社ベルコア・コンサルティングは、2026年3月に設立されたAI・DX領域のコンサルティングファームです。コンサルタントとAI-FDEの二層構造で、構想策定から実装までを担います。サービスは戦略・業務、IT、データサイエンス、エンジニアリングの4領域にまたがります。東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社プロジェクトホールディングスからは、2026年6月に出資参画を受けました。コンサルタント系とエンジニア系に分かれた職位体系、AI資格の取得支援、全社員対象のストックオプション制度も特徴です。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。
※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
参照: velcore.co.jp ほか
Industry knowledge に戻る