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SmartHRとは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・選考の流れ【2026年版】

SmartHRは、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を企画・開発し、提供している事業会社です。2013年1月に設立され、2021年にはシリーズDの資金調達でユニコーン企業となりました。労務管理クラウドでは7年連続でシェアNo.1を保ち、2026年7月にはARRが300億円を超えています。本記事では、事業内容と働き方、中途選考の流れを公開情報から整理します。

会社概要

社名株式会社SmartHR(英文: SmartHR, Inc.)
設立2013年1月23日
代表者代表取締役CEO 芹澤雅人
本社東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
支社東海支社(名古屋)/関西支社(大阪)/中国支社(広島)/九州支社(福岡)
資本金1億円
事業内容クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の企画・開発・運営・販売
グループ会社株式会社Smart相談室/株式会社CloudBrains/KICK ZA ISSUE株式会社/SUNITED株式会社/株式会社クロスビット

SmartHRは2013年に株式会社KUFUとして設立され、2017年に現在の社名へ変わりました。11回の事業転換を経て、2015年11月にクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を正式に公開しています。代表取締役CEOの芹澤雅人は2016年に入社し、VPoEやCTO、取締役を経て2022年1月に現職へ就きました。

このうちグループ会社は、いずれも株式会社SmartHRとは別の法人です。2021年にSmart相談室を設立し、2025年以降は残る4社を株式の取得によってグループに迎えました。2022年に設立したNstock株式会社は、2025年4月の株式譲渡で連結子会社から外れ、現在はグループから独立しています。

事業内容と特徴

SmartHRの事業は、人事労務の手続きを効率化するソフトウエアから始まり、現在はタレントマネジメントや従業員ポータルまで広がっています。原点にあるのは、妊娠中のパートナーが産休・育休の申請書類を広げる姿を、創業者の宮田昇始が目にした体験です。人事・労務の業務を簡単にするために、2015年に開発が始まりました。

このうち労務管理では、入社手続きや雇用契約、年末調整といった手続きをペーパーレスにします。2025年4月に勤怠管理、同年6月に給与計算の機能が加わり、人事・給与の基幹システムとして使える範囲が広がりました。

この労務管理で集まる従業員データを生かすのが、タレントマネジメントです。2019年に参入した領域で、人事評価や配置シミュレーション、採用管理、学習管理などの機能をそろえています。

さらに、2025年7月に提供を始めたAIアシスタントを含む従業員ポータルが、新たな事業の柱に育ちました。お知らせやメッセージ、200万インストールを超えるスマホアプリで、従業員とバックオフィスのやり取りを支えます。この領域のARRは2026年7月時点で10億円を超え、AIアシスタントの導入企業も1年で900社を超えました。

これらのプロダクトをつないでいるのが、日々の業務を通じて一箇所に集まる最新で正確な従業員データです。このデータを軸に、2026年7月にはID・アクセス管理の領域へ本格的に参入しました。社内で使われている外部サービスやAIツールを見える化するシャドーIT検知の機能を、情報システム部門に向けて提供しています。

一方、ITコンサルティングやBPOは、株式会社SmartHR本体ではなくグループ会社が担う事業です。KICK ZA ISSUEはITコンサルティングからシステム開発、情シスBPOまでを一貫して手がけ、SUNITEDは情報システム部門のBPOを主軸にしています。CloudBrainsは業務委託・フリーランス管理クラウドのLansmartを、クロスビットはクラウドシフト管理のらくしふを運営します。Smart相談室が開発・運営するのは、メンタルケアやコーチングを届ける法人向けのオンライン対人支援サービスです。

こうした事業の広がりに合わせて、株式会社SmartHRは2026年1月に組織を再編しました。事業を人給基幹システム、タレントマネジメント、情シスソリューション、ESP(Employee Service Platform)の4領域に分け、職能別組織からマトリクス組織へ移っています。複数の事業を同時に立ち上げられる体制をつくることが狙いです。

成長性・外部評価

SmartHRの成長は、ARRの伸びに表れています。ARRは2023年2月に100億円、2025年4月に200億円へ達し、2026年7月に300億円を突破しました。ここでいうARRは、株式会社SmartHRの月次の定期収益(MRR)を12倍して算出した値です。

この伸びを支えているのが、顧客基盤の広さです。登録社数は2026年4月時点で8万社を超えました。デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査では、労務管理クラウド市場の出荷金額で2018年から7年連続のシェアNo.1です。

加えて、成長の段階ごとに資金調達を重ねてきました。2021年6月のシリーズDでは約156億円を調達し、ユニコーン企業となっています。2024年7月には、第三者割当増資と既存株主による株式譲渡を組み合わせた約214億円のシリーズEラウンドを実施しました。

さらに、事業と組織の両面で表彰や選出が続いています。2024年には、日本スタートアップ大賞で内閣総理大臣賞を受けました。Great Place To Work® Institute Japanの2026年版「働きがいのある会社」では、ベスト100に2年連続で選ばれています。同じ調査の若手ランキングでは大規模部門の第2位、女性ランキングでは同部門の第3位です。

働き方・カルチャー

SmartHRは、働く時間と場所を個人が選びやすい会社です。全社でフレックスタイム制を採り、コアタイムはありません。プロダクトサイドの職種はフルリモートワークが可能で、出社日数の指定もありません。ビジネス・コーポレートサイドの職種もリモートワークができ、部署によってはオフィスへの出社推奨日を設けています。2025年のリモートワーク比率は82%です。

こうした働き方の土台にあるのが、バリューとカルチャーです。バリューは2024年に刷新され、「まずやってみる人がカッコイイ」「人が欲しいものを超えよう」「ためらう時こそ口にしよう」から成ります。刷新のコンセプトには、「早く、遠くに、共に行く」が置かれました。

このバリューを下支えするのが、オープン・フラット・遊び心というカルチャーです。経営会議の議事録や決定事項は、会議の後に毎週、全従業員へ共有されます。職種や役職にとらわれずに対話するため、謙虚・尊敬・信頼を表すHRTという基本姿勢も共有しています。

また、社内の交流や生活との両立を支える制度も充実しています。その代表が部活制度で、2025年5月時点の部活の数は95です。育児の面では出生準備休暇や子の看護等休暇を設け、体調不良のときに使えるケア休暇もあります。グループ会社のSmart相談室を、福利厚生として使えるのも特徴です。副業も、申請制で認められています。

キャリアパス・育成

SmartHRの育成は、すべての従業員に活躍できる力があるという前提から始まります。事業の成長に必要な人材像を可視化したうえで、本人の意思を大切にしながら育成を進めています。人事制度づくりには、社員が十数名だった初期の段階から取り組んできました。2025年入社者からは、新卒採用も始めています。

その具体策として、新任マネジメント研修や新任管理職研修、ピープルマネジメント講座が用意されています。全社員向けのフィードバック研修や、SmartHR Talent Program(STP)、キャリア検討会もその一部です。

加えて、学びにかかる費用の支援も制度として整っています。業務に関わる勉強会や講座の受講費用は、会社が負担します。資格の維持費や、社内勉強会のための書籍購入も対象です。

さらに、エンジニア組織では4等級以上になると、昇格の道を選べます。専門性を深めるスペシャリストの要件と、人や組織を支えるマネジメントの要件の、どちらを満たしても昇格の対象です。マネジメントに進まなくても、専門性を深めながら上位の等級を目指せるといえます。

中途選考の傾向

SmartHRの中途選考は、書類選考 → 面接2〜4回程度(最終面接を含む) → リファレンスチェック → 内定という流れです。面接は、基本的にオンラインで行われます。選考では、ミッションとバリューへの共感が何より重視されます。

向いている人

SmartHRは、プロダクトを通じて働く人の課題を解きたい人に向いています。同社のミッションは、労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくることです。選考でもミッションへの共感が重視されるため、この目的に自分の仕事を重ねられる人ほど力を発揮しやすいといえます。

また、正解が見えない状況でもまず動ける人にも合います。「まずやってみる人がカッコイイ」をバリューに置き、試行錯誤を重ねて正解に近づける姿勢を大切にしているためです。

さらに、事業会社の立場で新しい領域の立ち上げに関わりたい人にも向いています。株式会社SmartHRは2026年1月に4つの事業領域を軸とする組織へ移り、従業員ポータルやID・アクセス管理といった領域を広げています。労務管理を土台に、複数のプロダクトを並行して育てる経験を積めるのは、成長を続ける事業会社ならではです。

よくある質問

SmartHRはどんな会社ですか?

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を企画・開発し、提供している事業会社です。2013年1月に設立され、2021年にはシリーズDの資金調達でユニコーン企業となりました。労務管理クラウドでは7年連続でシェアNo.1を保ち、2026年7月にはARRが300億円を超えています。

SmartHRの働き方の特徴は?

全社でフレックスタイム制を採り、コアタイムはありません。プロダクトサイドの職種はフルリモートワークが可能で、ビジネス・コーポレートサイドの職種もリモートワークができます。2025年のリモートワーク比率は82%です。

SmartHRの中途選考はどんな流れですか?

書類選考 → 面接2〜4回程度(最終面接を含む) → リファレンスチェック → 内定という流れです。面接は、基本的にオンラインで行われます。

まとめ

SmartHRは、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を企画・開発し、提供している事業会社です。労務管理から始まった事業はタレントマネジメントや従業員ポータルへ広がり、2026年7月にARRが300億円を突破しました。働き方はフレックスタイム制とリモートワークを軸にし、中途選考は面接2〜4回とリファレンスチェックを経て内定に至ります。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。

※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

参照: smarthr.co.jp ほか

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