Industry knowledge

アスエネとは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・選考の流れ【2026年版】

アスエネは、企業のCO2排出量の見える化・削減・報告を支えるクラウドサービス「ASUENE」を中心に、脱炭素とESGの領域でプロダクトを展開するスタートアップです。2019年10月に設立され、東京・虎ノ門に本社を置きます。コンサルティングファームではなく、自社で開発したプロダクトを企業に届ける事業会社です。本記事では、グループの構成と事業内容、働き方、中途選考の傾向を公開情報から整理します。

会社概要

社名アスエネ株式会社(英文: ASUENE Inc.)
設立2019年10月
代表者代表取締役CEO 西和田浩平
本社東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア6階
支社・支店名古屋支社(愛知県名古屋市)/フィリピン・セブ支店
資本金151億円(資本剰余金を含む)
累計資金調達額250億円(投融資の合計・2026年7月時点)
株主経営陣、BlackRock(Decarbonization Partners)、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、三井住友銀行ほか
従業員数約530名(2026年7月時点・業務委託を含む)
認証SOC2/SOC1、ISO 27001、プライバシーマーク、B Corporation

表に挙げたのは、アスエネ株式会社本体の情報です。創業者で代表取締役CEOの西和田浩平氏は、総合商社で再生可能エネルギーの事業投資やM&Aに携わった経歴を持ちます。経営陣には、投資銀行やPEファンドを経たCFOのほか、IT企業でプロダクト開発を率いてきたCPOやVPoEが加わっています。

この本体を中心に、グループの拠点は日本・シンガポール・米国・英国・タイ・フィリピンの6カ国に広がっています。国内では2026年7月、東京本社に続く拠点として名古屋支社を開設しました。セブのグローバル開発センターは2023年に設けられ、2026年1月にアスエネ本体の支店になりました。

事業内容と特徴

アスエネの事業は、CO2排出量の算定・削減・報告を起点に、サプライチェーン管理・第三者保証・カーボンクレジット・エネルギーマネジメントへと広がっています。中核は、アスエネ本体が提供するAIサステナビリティ統合プラットフォームの「ASUENE」です。企業はScope1〜3の排出量をAIで可視化し、報告や情報開示までをひとつのサービスで進められます。

さらに本体では、取引先を含めたデータ管理に向けて、サプライチェーンマネジメントの「ASUENE SUPPLY CHAIN」とESG評価の「ASUENE ESG」を提供しています。製品単位の排出量を算定する「ASUENE LCA」も、本体の事業です。

一方、専門性の高い領域や海外の事業は、グループ会社が担います。

アスエネヴェリタス株式会社東京/CO2排出量などの非財務データの第三者保証・検証と開示アドバイザリー
Carbon EX株式会社東京/カーボンクレジット・排出権取引所の運営(2025年3月に連結子会社化)
Anyflow株式会社東京/SaaS間のAPI連携を自動化するiPaaS
Asuene APAC Pte. Ltd.シンガポール/アジア太平洋地域での事業展開
ASUENE(THAILAND)Ltd.タイ・バンコク/現地企業への「ASUENE」の提供
Asuene USA Inc.米国カリフォルニア州/米国での「ASUENE」の提供
NZero, Inc.米国ネバダ州/AIを使ったエネルギーマネジメントクラウド
Iconic Air, Inc.米国ウエストバージニア州/GHG排出量の可視化とメタン漏洩の検知
Asuene Europe Ltd.英国ロンドン/欧州での事業展開
2degrees Ltd(Secaro)英国/製造業向けのサプライチェーンCO2可視化プラットフォーム

このうち米国と英国の3社は、M&Aでグループに加わった会社です。NZeroは2025年5月、2degreesは2026年7月にグループ入りしました。2025年10月に加わったIconic Airは、米国法人のAsuene USAが株式を保有しています。国内の案件を含めると、M&Aの実績は8件にのぼります。NZeroのサービスを日本とタイで提供しているのは、アスエネ本体です。

こうした事業を技術面で支えるのが、2025年2月に本体が新設した研究開発組織「ASUENE AI LAB」です。生成AIや機械学習の研究から生まれた技術は、全プロダクトと社内の業務に展開されます。ソフトウェア特許の出願数も300を超えました。

成長性・外部評価

アスエネは、設立以来7つの事業を立ち上げてきたスタートアップです。2026年7月には、シリーズDで135億円を調達しました。リード投資家は、BlackRockとシンガポールの政府系ファンドTemasekの合弁会社であるDecarbonization Partnersです。この135億円には、第三者割当増資のほか、既存株主や従業員の株式を投資家が買い取るセカンダリー取引と、銀行からの借入が含まれます。投融資を合わせた累計の調達額は、250億円になりました。

実際に、導入企業の広がりは第三者の調査にも表れています。東京商工リサーチが2026年5月末時点で行った調査では、「ASUENE」が累計導入企業数など3部門で国内1位になりました。CO2見える化とESG評価のサービスを合わせた累計導入企業数は56,000社を超え、プライム上場企業への導入は590社、製造業への導入は29,000社を超えます。

さらに、海外メディアの企業リストにも選ばれています。2025年8月には、Forbes Asiaの注目企業リスト「100 To Watch 2025」に名を連ねています。

働き方・カルチャー

アスエネの勤務形態は、職種によって分かれています。ビジネス職は原則オフィスワークで、職種や条件によっては一部でリモートワークを取り入れています。一方、開発本部の職種はフレックス勤務と在宅勤務の対象です。

また、従業員もストックオプションを保有しています。2026年7月のシリーズDでは、従業員がストックオプションの行使で取得した株式の一部を、国内外の投資家が買い取りました。未上場の段階で、保有株式を現金に換える機会が設けられました。従業員持株会や企業型確定拠出年金の制度もあります。

さらに、社内の交流にも仕掛けがあります。毎月カジュアルな全社懇親会のHappy Hourが開かれ、他部署との交流を会社が補助するシャッフルランチもあります。服装は自由です。

加えて、育児と仕事の両立を支える制度もそろっています。育児代行の費用を一部補助する制度があり、産休・育休は女性だけでなく男性も取得しています。復帰率は100%です。

こうした運営の土台には、社員が共有する行動指針があります。「即レス徹底」や「AIに全振り」といった項目が並び、年功序列を置かない実力主義もそこに書かれています。

実際に、カルチャーへの共感を重視した採用活動は、2025年9月のWantedly Awards 2025でTEAM OF THE YEAR SILVERに選ばれました。

キャリアパス・育成

アスエネのキャリアパスの特徴は、年次にかかわらず役割が広がる点です。営業職では早期にリーダーを目指せ、最短で2年目からマネージャーかスペシャリストに進む道があります。20代のうちにマネジメントや大型案件を任されることもあります。

また、海外で経験を積む選択肢もあります。シンガポールや米国などに拠点を持ち、事業の拡大に合わせて海外駐在の機会があります。語学の学びを支えるのが、英会話補助の制度です。

さらに、開発職にはツール面の支援があります。CursorやGitHub Copilot、JetBrainsのIDEといった開発ツールのライセンス費用を、会社が補助します。

中途選考の傾向

アスエネの中途選考は、書類選考 → 面接(合計2〜3回程度) → 内定という流れです。面接の回数は、ポジションによって異なります。回数が絞られている分、1回ごとの面接で経験と志向を伝えきる必要があります。

向いている人

脱炭素やESGの課題に、プロダクトを通じて向き合いたい人に向いています。導入企業は累計で56,000社を超え、プライム上場企業への導入は590社です。個別の支援にとどまらず、多くの企業の実務を同じ基盤で支えられます。

また、海外での事業づくりに関わりたい人にも合います。グループの拠点は6カ国に及び、米国と英国にはM&Aで加わった会社もあります。日本発のプロダクトを海外で広げる仕事に、駐在という形で関われるのも特徴です。

さらに、AIを軸にしたプロダクト開発に携わりたいエンジニアにも向いています。研究開発組織のASUENE AI LABで生まれた技術は、全プロダクトに展開されます。社員の職種構成で最も大きな割合を占めるのも、34%のTech職です。

加えて、早い段階から役割を広げたい営業職の人にも合います。最短で2年目からマネージャーかスペシャリストを目指せるうえ、行動指針には年功序列を置かない実力主義が書かれています。

よくある質問

アスエネはどんな会社ですか?

企業のCO2排出量の見える化・削減・報告を支えるクラウドサービス「ASUENE」を中心に、脱炭素とESGの領域でプロダクトを展開するスタートアップです。2019年10月に設立され、東京・虎ノ門に本社を置きます。グループの拠点は、日本・シンガポール・米国・英国・タイ・フィリピンの6カ国に広がっています。

アスエネの働き方の特徴は?

ビジネス職は原則オフィスワークで、職種や条件によっては一部でリモートワークを取り入れ、開発本部の職種はフレックス勤務と在宅勤務の対象です。毎月カジュアルな全社懇親会のHappy Hourが開かれ、他部署との交流を会社が補助するシャッフルランチもあります。育児代行の費用を一部補助する制度があり、産休・育休は女性だけでなく男性も取得しています。

アスエネの中途選考はどんな流れですか?

書類選考 → 面接(合計2〜3回程度) → 内定という流れです。面接の回数は、ポジションによって異なります。

まとめ

アスエネは、CO2排出量の見える化・削減・報告を起点に、サプライチェーン管理や第三者保証、カーボンクレジットへと事業を広げるスタートアップです。2026年7月にはシリーズDで135億円を調達し、累計の調達額は250億円に達しました。本体と国内外のグループ会社で役割を分けながら、6カ国で事業を進めています。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。

※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

参照: corp.asuene.com ほか

keyboard_arrow_left

Industry knowledge に戻る

無料相談する

支援者全員に配布中!

  • 戦コン内定者の職務経歴書
  • 戦コン内定必読書リスト
  • 各ファームWebテスト情報
  • 戦コンケース過去問300問
無料で受け取る →