アーチーズとは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・選考の流れ【2026年版】
アーチーズは、世界中の業界エキスパートが持つ知見と、その知見を求める企業をつなぐエキスパートネットワークの事業会社です。2019年5月に設立し、東京とホーチミンを中心に世界8都市へ拠点を広げてきました。コンサルティングファームではなく、エキスパートへのインタビューの仲介を軸に、調査・コンサルティングや知見のデータベースを自社のサービスとして手がけています。本記事では、事業内容と成長の歩み、働き方、選考の傾向を公開情報から整理します。
会社概要
| 社名 | アーチーズ株式会社(英文: Arches Corporation) |
|---|---|
| 設立 | 2019年5月 |
| 代表者 | 代表取締役 加藤洋気 |
| 本社 | 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー16階 |
| 主要拠点 | 東京/シンガポール/ホーチミン/上海/タシケント/香港/ソウル/ボゴタ |
| 主要株主 | KUSABI、ビジョナル、ユーザベース、SMBCベンチャーキャピタル、博報堂DYベンチャーズなど |
| 累計資金調達額 | 6億4,000万円(2024年6月時点) |
アーチーズは、代表取締役CEOの加藤洋気氏と、取締役COOの神原奨太氏が2019年に共同で創業した会社です。加藤氏は住友商事で米国のエネルギー投資を担当したのち、YCP Solidianceでのコンサルティングを経て、ホーチミンでベトナム拠点の立ち上げを担いました。新興市場の成長性と、現地の情報を集める難しさを痛感したことが創業のきっかけです。
一方の神原氏は、アクセンチュア・ストラテジーで政府や民間企業の戦略策定、新規事業の立案に携わりました。その後はテラドローンの設立当初から参画し、豪州オフィスの立ち上げや海外企業のM&Aを手がけました。
事業内容と特徴
アーチーズの事業は、エキスパートマッチングを中核に、エキスパートソリューションとエキスパートナレッジバンクへと広がっています。土台にあるのは、アジア圏を中心とした20万人以上のエキスパートネットワークです。
このうちエキスパートマッチングは、顧客が調べたいテーマに合わせてエキスパートを選び、インタビューの場を設けるサービスです。1回30分から設定でき、ヘッジファンドやPEファンド、コンサルティングファーム、事業会社が業界の一次情報を集める手段として活用しています。
この精度を支えるため、アーチーズは案件ごとに新しいエキスパートを探し出しています。データベースに加えて、探索のシステムと多言語に対応する現地のオペレーションチームを組み合わせ、ニッチな領域のエキスパートまで提案します。オペレーションチームの中心は、戦略コンサルティングファーム出身のメンバーです。ベトナムに技術とオペレーションのチームを置き、価格を抑えながら品質を保っています。
さらに、エキスパートソリューションでは、社内のコンサルティングチームが業界エキスパートと組んで調査を進めます。デスクリサーチやフィールド調査をもとに、調査レポートの作成から戦略的な助言までを担います。対象は海外市場調査や新規事業開発、ビジネスマッチング、M&Aの初期支援などです。インドでのパートナー発掘や、日本のスキンケアブランドのASEAN参入計画といった事例があります。チームは多国籍で、案件ごとにその国と業界に通じたメンバーが担当します。
また、エキスパートナレッジバンクは、エキスパートへのインタビューを書き起こして蓄積したデータベースです。2023年にベータ版を公開し、上場株に投資する運用会社を中心に使われています。日本の上場株に関わるインタビューやIR取材の書き起こしに加え、生成AIで要約した日英の記事も載せています。
成長性・外部評価
アーチーズは、設立から資金調達を重ねて事業を広げてきたスタートアップです。2020年2月の5,000万円に続き、2021年12月にはユーザベースや博報堂DYベンチャーズなどから1億8,000万円を調達しました。2024年6月にはKUSABIやビジョナル、SMBCベンチャーキャピタルなどを引受先に4億1,000万円を調達し、累計の調達額は6億4,000万円になりました。
この間に、事業の規模も大きくなっています。エキスパートのデータベースは2021年12月時点で5万人以上でしたが、現在は20万人以上に広がりました。取引企業も、同じ時点の150社以上から600社以上へ増えています。
さらに、拠点の展開も進んでいます。2021年12月に上海、2025年6月に韓国のソウルへ拠点を開き、同年9月には米州で初めての拠点をコロンビアのボゴタに設けました。中国では2025年11月、第8回中国国際輸入博覧会に三井住友銀行(中国)と共同で出展しています。
こうした伸びは、提携や表彰にもつながっています。エキスパートナレッジバンクは2025年2月にブルームバーグと提携し、同年6月からはブルームバーグ端末でも閲覧できるようになりました。2025年9月には、ベンチャーキャピタルのKUSABIが主催するKUSABI AWARD 2025で、投資先のなかで最も成長した企業としてビジネスグロース賞を受けました。
働き方・カルチャー
アーチーズは、国籍や経歴の異なるメンバーが同じチームで働く多国籍の組織です。ベトナムや日本、コロンビア、韓国をはじめ、さまざまな国のメンバーが在籍しています。2026年3月には、Great Place To Work® Institute Japanが運営する働きがい認定企業に選ばれました。性別や国籍に関係なく公正に扱われる環境と、新しいメンバーを自然に受け入れる風土が評価につながっています。
その土台にあるのが、一人ひとりがオーナーシップとやり抜く力を持って挑戦する姿勢です。挑戦や失敗を前提に成長を後押しする文化があり、年次や経験に関係なく挑戦の機会が回ってきます。
また、働く場所の選び方はポジションによって異なります。出社とリモートを組み合わせるハイブリッド勤務のポジションもあれば、フルリモートで働けるポジションもあります。オフィスはフリーアドレスで、服装や髪色も自由です。海外から加わるメンバーには、ビザの取得も会社が支援します。
キャリアパス・育成
アーチーズは、年齢や在籍年数に関係なく、成果を上げた人が早い段階でマネージャーを目指せる会社です。実際に、20代でマネジメントを経験している社員も多くいます。
さらに、社内で担う領域を実績に応じて変えられるのも特徴です。営業チームでの実績をもとに、事業開発やAI室、海外支店の立ち上げといった機能へ異動する機会があります。成果に応じて、オペレーション全体を統括するディレクターへ昇進することもできます。
加えて、育成は実務と学習の支援を組み合わせて進みます。シニアのメンバーがジュニアメンバーにOJTで業務を指導し、自己学習にかかる費用は会社が補助します。
中途選考の傾向
アーチーズの中途選考は、書類選考 → 面接(1〜3回) → 内定という流れです。面接の回数はポジションによって変わり、経営幹部のポジションでは3〜5回になります。選考とは別に、必要に応じてカジュアル面談の場も設けています。
向いている人
戦略コンサルティングファームや投資ファンドの意思決定に、近い距離で関わりたい人に向いています。エキスパートマッチングの主な顧客は、コンサルティングファームや投資会社です。案件ごとに業界もテーマも変わるため、幅広い業界の構造に触れながら、仮説を立てて知見を探す力を磨けます。
また、国をまたいで働くキャリアをつくりたい人にも合います。世界8都市の拠点と多国籍のチームを持ち、各国のエキスパートや顧客とやり取りしながら仕事を進めます。
加えて、早くからチームを率いる経験を積みたい人にも向いています。年齢や在籍年数ではなく成果で役割が広がり、営業の実績を起点に事業開発や海外拠点の立ち上げへ進む道もあります。
さらに、コンサルティングの経験を海外事業の支援に生かしたい人にも合います。エキスパートソリューションは、海外市場調査や新規事業開発を、業界エキスパートの知見と組み合わせて進めます。
よくある質問
アーチーズはどんな会社ですか?
世界中の業界エキスパートが持つ知見と、その知見を求める企業をつなぐエキスパートネットワークの事業会社です。2019年5月に設立し、東京とホーチミンを中心に世界8都市へ拠点を広げてきました。エキスパートへのインタビューの仲介を軸に、調査・コンサルティングや知見のデータベースを自社のサービスとして手がけています。
アーチーズの働き方の特徴は?
国籍や経歴の異なるメンバーが同じチームで働く多国籍の組織で、年次や経験に関係なく挑戦の機会が回ってきます。働く場所はポジションによって異なり、出社とリモートを組み合わせるハイブリッド勤務のポジションもあれば、フルリモートで働けるポジションもあります。2026年3月には、Great Place To Work® Institute Japanが運営する働きがい認定企業に選ばれました。
アーチーズの中途選考はどんな流れですか?
書類選考 → 面接(1〜3回) → 内定という流れです。面接の回数はポジションによって変わり、経営幹部のポジションでは3〜5回になります。選考とは別に、必要に応じてカジュアル面談の場も設けています。
まとめ
アーチーズは、世界中の業界エキスパートの知見と企業をつなぐエキスパートネットワークの事業会社です。エキスパートマッチングを中核に、調査・コンサルティングや知見のデータベースへと事業を広げ、拠点は世界8都市に及びます。多国籍のチームのなかで、成果に応じて役割が広がる点も特徴です。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。
※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
参照: arches-global.com ほか
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