株式会社インテリジェントフォースとは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・選考の流れ【2026年版】
株式会社インテリジェントフォースは、2022年4月に設立された、戦略から実行までを担うコンサルティングファームです。AIを産業の基盤と位置づけ、人に宿る暗黙知を形式知に変えて、意思決定と実行の仕組みへ組み直す支援を手がけます。2025年8月には、日鉄ソリューションズと資本業務提携を結びました。本記事では、事業内容や働き方、キャリアパス、選考の傾向を解説します。
会社概要
| 社名 | 株式会社インテリジェントフォース |
|---|---|
| 設立 | 2022年4月 |
| 代表者 | 代表取締役 鈴木泰介 |
| 本社 | 東京都港区虎ノ門3-5-1 虎ノ門37森ビル10F |
| 事業内容 | コンサルティング(ストラテジー&IT)、AIソリューション、クリエイティブ |
| グループ会社 | 株式会社R&D(AIソリューション開発) |
| 資本業務提携先 | 日鉄ソリューションズ株式会社(2025年8月締結) |
同社を立ち上げたのは、代表取締役の鈴木泰介です。新卒で総合商社の三井物産に入社し、出向先のベンチャー企業で経営全般に携わりました。その後、外資系戦略コンサルティングファームのアーサー・ディ・リトルを経て、2022年4月にインテリジェントフォースを創業しています。
同社の本社は、2025年2月に六本木から虎ノ門へ移りました。グループ会社は、AIの開発と実装を担うR&Dです。インテリジェントフォースとは別の会社として事業を続けています。一方、日鉄ソリューションズとは資本業務提携の関係にあり、グループ会社とは位置づけが異なります。
事業内容と特徴
インテリジェントフォースは、AIの基盤づくりを担うAI Platformと、現場での実行を担うExecutionを軸に事業を組み立てています。祖業は戦略立案から実行支援までを担うストラテジー&ITで、そこからAIソリューションやクリエイティブへ領域を広げてきました。同社は、提案して終わる仕事をしません。
その土台にあるのが、AIを効率化の手段ではなく、産業を動かす基盤と捉える考え方です。産業の競争力を支えてきた知見の多くは、特定の人に宿る暗黙知のままになっています。同社はこれを形式知に変え、再現性のある意思決定と実行の仕組みへ組み直します。1社の効率化で終わらせず、同じ産業全体へ知見を広げることが狙いです。
この考え方を形にしたのが、AI Platformです。オペレーション・エージェント・ナレッジ・データ・インフラの5層で経営の仕組みを組み立て、暗黙知を形式知へ変えるナレッジ層を中核に置きます。提供するのは、AI活用の構想から推進体制づくりまでのAIコンサルティングと、インフラからエージェントまでの基盤構築です。構築した基盤は、システムの実装と運用の支援を通じて業務の変革につなげます。
一方のExecutionは、現場の最前線に入り込み、成果が出るところまでやり切る支援です。事業戦略の立案から現場への定着までを伴走するStrategy & Operationsと、システムの企画・設計・開発を担うDevelopmentがあります。さらに、ブランディングからコンテンツ制作までを手がけるCreativeが加わります。
実際の支援例には、大手SIerに向けた案件が多く並びます。あるSI事業者では、親会社やグループ会社と方針をすり合わせながら、3か月でDX戦略を策定し、全社への発表まで進めました。あわせて社内の推進組織を立ち上げ、現在はAI施策の実行へ移っています。別の大手SIerでは、注力領域の定義と営業プロセスの型化を通じて、ソリューション起点の営業から顧客の課題起点の営業への転換を支えました。
さらに、AIの実装まで踏み込んだ事例もあります。ある自動車メーカーでは、社内に点在していた設計情報や法規文書をまとめ、グローバルで約5万人が使うAI検索基盤を要件定義から開発まで担いました。OA機器の販売会社では、老朽化した受発注システムの刷新とマスタの統合を進め、AIで商品マスタを自動で分類する仕組みを組み込みました。
成長性・外部評価
インテリジェントフォースは、創業から毎年、売上と利益をともに2倍に伸ばしてきました。祖業のストラテジー&ITを基盤に、新規事業の立ち上げとM&Aで事業の幅を広げています。経営ではキャッシュフローを重んじ、急拡大だけを追わずに、長い時間軸で強みを築く方針です。
そのM&Aを貫いているのが、「共に、伸ばす」という考え方です。M&Aそのものを目的とはせず、志を同じくする会社を仲間として迎え入れます。相手の独立性とカルチャーを尊重し、営業や採用、コーポレートの機能をグループで共有して、互いの事業を伸ばします。
実際に、2025年2月には株式会社KIGAIの全株式を取得しました。KIGAIは中小企業やスタートアップ向けのコンサルティングを手がけ、補助金の獲得支援に強みを持っていた会社で、のちにインテリジェントフォースへ吸収合併されました。2025年7月には、株式会社TTSSMMから音楽・ゲーム・スポーツ領域のクリエイティブ事業を譲り受けています。
さらに2026年3月には、エンタープライズ向けにAIソリューションを開発する株式会社R&Dの全株式を取得しました。R&Dはグループ会社として存続し、営業と採用はグループの共有機能を使いながら、開発と実装に力を注ぎます。インテリジェントフォースのコンサルタントと案件を共同で進め、構想から実装までを一続きで担える体制ができました。
加えて、外部の企業との提携も進んでいます。2025年8月、インテリジェントフォースは日鉄ソリューションズ株式会社と資本業務提携契約を結びました。日鉄ソリューションズは、日本製鉄をはじめとする製造業や金融、官公庁などに、コンサルティングから開発・運用までのITサービスを提供する会社です。両社はそれ以前からDXの業務改革支援で協業しており、提携の目的は、新たなオファリングの共同開発と総合的なDX支援体制の構築です。
働き方・カルチャー
インテリジェントフォースの働き方は、原則出社です。社内のリレーションを築くためで、出産や育児、介護などの事情があるときは、状況に応じてリモートワークを使えます。勤務時間の制度は専門業務型裁量労働制で、出退勤の時間は調整できます。
同社の理念は、「進化し続ける個とチーム」です。昨日より今日、今日より明日と少しずつ進化しながら、顧客に価値を届けることを目指しています。行動指針はスピードと顧客価値の追求、そしてやり切ることで、パーパスは「事業と価値観を創造し、日本をアップデートする」です。
また、運営のルールは最低限にとどめ、情報をできる限り開いています。毎週のマネージャー会議では育成の進み具合などを話し合い、その議事録は全社に公開されます。同じく毎週開かれる部会は、クライアントワークの評価を共有し、顧客への提供価値を高めるための場です。
さらに、学びと交流の機会が多いのも特徴です。業務に関わる書籍は上限なく購入でき、ChatGPTのように試したいサービスの費用は会社が負担します。毎月末には業績を共有する締め会があり、年に1回の社員旅行も開かれます。メンバーの出身は、商社・メーカー・官公庁・コンサルティング・人材・金融などさまざまです。
キャリアパス・育成
インテリジェントフォースの職位は、アソシエイトからリードアソシエイト、ジュニアマネージャー、マネージャーを経て、ゼネラルマネージャーへと上がります。育成は、初めてのアサインから1年で一人前のコンサルタント、3年でマネージャー、5年で事業家を目指せるように組まれています。
その最初の段階にあたるのが、入社後のオンボーディングです。コンサルタント研修や先輩社員との1on1、キャリアプランのすり合わせを通じて、段階的に業務へ入ります。配属は経験や志向、事業の状況を踏まえて選考の過程で決まり、入社後は複数のプロジェクトに並行して参画します。
こうした成長を、評価と対話が支えます。目標は四半期ごとに置き、毎週その進み具合を確かめます。週次のマネージャーとの1on1は業務の進捗を追う場ではなく、成長や課題を言葉にして、成功体験を型にしていく時間です。評価は能力と成果の両面から行い、評価項目は事業家の輩出をゴールに独自に作られています。
さらに、年齢や役職にかかわらず、成果に応じて挑戦の場が用意されます。若手のうちからチームを率いるだけでなく、メンバーの評価や育成、採用、営業にも責任と権限を持ちます。社内起業制度には全メンバーが応募でき、事業の意義と成長性、収益性を満たす計画であれば、ビジネスモデルに制限はありません。将来は事業責任者として、あるいは投資先への出向や転籍を通じて、経営に挑む道もあります。
中途選考の傾向
インテリジェントフォースの中途選考は、書類選考 → 一次面接 → 二次面接 → 最終面接という流れです。一次面接と二次面接はオンラインで役員が担当し、最終面接は代表ができる限り対面で行います。
その選考では、スキルとカルチャーの両面から相性が見られます。同社は、カルチャーが人の成果や成長に与える影響を大きく捉えています。
向いている人
インテリジェントフォースに向いているのは、提言で止まらず、実行まで担いたい人です。戦略は実行されて初めて価値を持つという考え方のもと、事業戦略の立案から現場への定着まで伴走します。3か月でDX戦略を策定し、推進組織の立ち上げまで進めた例のように、構想から組織づくりまでを一続きで担えます。
また、エンジニアとしての経験を土台に、上流へ軸足を移したい人にも合います。AIコンサルタントは、実装や運用で培った技術の知見を生かしながら、構想策定や要件定義、IT戦略の段階からプロジェクトをリードする役割です。生成AIの利活用やデータドリブン経営、基幹システムの刷新といったテーマに、業界を横断して関われます。
さらに、将来は事業や会社の経営に携わりたい人にも向いています。育成は5年で事業家を目指せるように組まれており、社内起業制度やM&A先のプロジェクトへの参画を通じて、事業の経営を実地で経験できます。
加えて、AIで産業の知見を受け継ぐ仕組みづくりに関心がある人にも合います。同社の事業の中心は、熟練者に宿る暗黙知を形式知に変え、意思決定と実行の仕組みに組み込むことです。現場に深く入り込みながら、1社の効率化にとどまらない産業の変革に関われます。
よくある質問
インテリジェントフォースはどんな会社ですか?
2022年4月に設立された、戦略から実行までを担うコンサルティングファームです。AIを産業の基盤と位置づけ、人に宿る暗黙知を形式知に変えて、意思決定と実行の仕組みへ組み直す支援を手がけます。
インテリジェントフォースの働き方の特徴は?
社内のリレーションを築くために原則出社とし、出産や育児、介護などの事情があるときは状況に応じてリモートワークを使えます。勤務時間の制度は、出退勤の時間を調整できる専門業務型裁量労働制です。運営のルールは最低限にとどめ、情報をできる限り開いています。
インテリジェントフォースの中途選考はどんな流れですか?
書類選考 → 一次面接 → 二次面接 → 最終面接という流れです。一次面接と二次面接はオンラインで役員が担当し、最終面接は代表ができる限り対面で行います。
まとめ
株式会社インテリジェントフォースは、AIによる産業変革を軸に、戦略から実装までを担うコンサルティングファームです。暗黙知を形式知に変えるAI Platformと、現場で成果を出すまで伴走するExecutionを事業の柱とし、AI開発を担うグループ会社とともに支援の幅を広げてきました。2025年8月には、日鉄ソリューションズと資本業務提携を結んでいます。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。
※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
参照: intelligentforce.co.jp ほか
Industry knowledge に戻る