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船井総合研究所とは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・選考の流れ【2026年版】

株式会社船井総合研究所は、中堅・中小企業を対象とする日本最大級の経営コンサルティング会社です。親会社は、東証プライム市場に上場する船井総研ホールディングスです。業種やテーマごとに専門を持つコンサルタントが、月次支援と経営研究会を両輪に経営者を支えます。本記事では、事業内容と成長性、働き方、キャリアパス、中途選考の傾向を公開情報から整理します。

会社概要

社名株式会社船井総合研究所(Funai Consulting Incorporated)
設立2013年11月28日
代表者代表取締役社長 真貝 大介
本社所在地東京本社:東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階/大阪本社:大阪府大阪市北区梅田三丁目2番123号 イノゲート大阪21階・22階
資本金30億円
従業員数約1,240名(2025年12月31日時点)
コンサルタント数約960名(2025年12月31日時点)
事業内容経営コンサルティング業
親会社株式会社船井総研ホールディングス(東証プライム市場・証券コード9757)

表の設立日は、いまの船井総合研究所という法人のものです。グループの創業は1970年3月で、株式会社日本マーケティングセンターとして始まりました。1985年には、この会社が商号を株式会社船井総合研究所に改めました。

この会社が、現在の持株会社にあたります。2014年7月の持株会社体制への移行で商号を船井総研ホールディングスに変え、経営コンサルティング事業をいまの船井総合研究所へ引き継ぎました。東京証券取引所プライム市場に上場しているのは、持株会社の船井総研ホールディングスです。

このグループには、船井総合研究所のほかにも事業会社があります。サプライチェーン領域の船井総研サプライチェーンコンサルティングや、人的資本経営に特化した船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティングがその例です。M&A・事業承継支援を事業とする船井総研あがたFASも、グループ内の別会社です。本記事では、このうち船井総合研究所の事業を扱います。

事業内容と特徴

船井総合研究所は、業種・テーマ別の経営コンサルティングを中核に置く会社です。支援は月次支援と経営研究会を両輪に組み立てており、年間のコンサルティング契約社数は2025年実績で6,236社に上ります。

このうち月次支援は、顧問契約型の実行支援です。担当コンサルタントが経営の現場に入り、経営者が描く戦略や目標の達成まで伴走します。一方の経営研究会は、業種・テーマ別に経営者が集まる会員制の勉強会で、入会者は2025年12月31日時点で約7,290名です。

この2つを支えているのが、業種・テーマ別の専門性です。コンサルタントは一人ひとりが特定の業種かテーマを専門に持ちます。部署も住宅・不動産や医療、介護・福祉、製造業といった業種別に分かれています。中堅企業向けや大手企業向け、IPO支援などは、テーマで区切った部署の例です。

こうした専門性は、組織の分け方にも表れています。組織は、業種特化のインダストリー統括本部と、業種横断のテーマを扱うオファリング統括本部に二分されます。東京本社と大阪本社のコンサルタントが、地域を区切らずに全国の顧客を担当するのも特徴です。拠点ごとに分けない分、コンサルタント間でノウハウを早く共有できます。

その共有を支えるのが、オンラインで受講するFCA(フナイ・コンサルティング・アカデミー)と、所属本部の全員に送るメール日報です。メール日報では、その日に見つけた成果の出る法則や支援先での出来事を共有し、上長や他部署から助言を受けられます。

さらに、支援の対象は中堅・中小企業にとどまりません。大手企業向けには、新規事業開発や事業計画策定、販路開拓をテーマにしたプロジェクトを手がけます。中小企業を中堅企業へ育てる100億企業化の支援では、売上高100億円に向けたロードマップの策定から実現までを担います。

同社のもうひとつの特徴は、業種別の知見をDXやAIの導入支援に生かしていることです。業界ごとの慣例や業務の流れを踏まえ、ロードマップの策定からベンダー選定、導入後の運用までを一気通貫で支援します。2021年には、DXコンサルティングに特化したDX支援本部を立ち上げました。銀行や会計事務所といった出資母体を持たない独立系である点も、同社の特色です。

成長性・外部評価

船井総合研究所の経営コンサルティング業務は、持株会社の2025年12月期決算では経営コンサルティング事業のセグメントに含まれます。このセグメントの売上高は244億7,100万円で前期比9.4%増、営業利益は83億6,900万円で同11.5%増となりました。同じセグメントには、中国の現地法人や船井総研あがたFASなど、グループ会社の業績も含まれます。

背景には、主力である月次支援の契約単価の上昇と、経営研究会の会費の引き上げがあります。ストックビジネスの中核である経営研究会は、会員数が過去最高を更新しました。業種別では、住宅不動産業界向けと医療介護福祉業界向けのコンサルティング部門が売上高を伸ばしました。

さらに、上場支援の分野でも実績を重ねています。船井総合研究所は、取引所の認証を受けたJ-AdviserとF-Adviserです。TOKYO PRO MarketとFukuoka PRO Marketへの上場を目指す企業に対し、上場審査から上場後の開示までを担います。2026年3月には同社が支援する企業が上場し、TOKYO PRO Marketへの新規上場は3社目となりました。

加えて、神戸大学大学院経営学研究科とは、売上高100億円企業への成長を左右する要因を探る共同研究を行いました。船井総合研究所が経営コンサルティングで蓄積した約4万社の経営データを、同研究科の経営理論と組み合わせています。

働き方・カルチャー

船井総合研究所の働き方の土台にあるのは、Funai Wayと呼ぶ中核的価値観です。グループ創業50周年を機に見直され、ADVENTURESHIP、EMPATHY、INTEGRITYにまとめられました。それぞれ、変化を原動力に挑戦を続けること、経営者の目線で成果にこだわること、良心に従うことを表します。

こうした価値観と並んで、人事の考え方にも特徴があります。社内には、Up or Outの文化や歩合給の制度がありません。短期の成果で去就が決まる仕組みではないため、腰を据えて専門性を育てやすい環境といえます。

さらに、ライフイベントとの両立を支える制度もあります。育児や介護との両立に使えるのは、時短勤務や時差出勤、リモートワークの制度です。産休・育休の際には人事が面談でサポートし、ベビーシッターの割引も利用できます。

また、転勤はなく、東京本社か大阪本社を拠点に働きます。福利厚生には確定拠出年金と持株会があり、確定拠出年金の基本掛金は会社が負担します。

これらの制度のほかに、多様な人材が活躍するための取り組みも進めています。タウンホールミーティングや女性の先輩社員によるメンター制度があり、社員が自らメンバーを集めるサークル活動も続いています。

キャリアパス・育成

船井総合研究所の中途採用は、部署別採用制です。入社後は最終選考を通過した部署に所属し、応募時に選んだ業種やテーマを軸に専門性を高めていきます。

その最初の立ち上がりを支えるのが、中途入社者向けのオンボーディングです。オリエンテーションと研修で社内の仕組みを学び、動画研修ではコンサルティングの独自性やビジネスモデルを押さえます。入社後の節目には1on1面談があり、中途社員限定の勉強会と交流会であるF-CIBAにも参加します。

その後の成長を支えるのが、OJTと研修の組み合わせです。チームリーダーやグループマネージャーの月次支援に同行し、実務を通じて進め方を身に付けます。階層別・テーマ別・部門別の研修は、タレントディベロップメントプログラムとして300講座以上がそろっています。

こうした育成の先にあるのが、キャリアのコースです。マネージャーを目指すコースとコンサルティングエキスパートを目指すコースのほか、ビジネスディベロップメントとコーポレートプロフェッショナルのコースがあります。コンサルタントからチーフコンサルタントへ進んだ後は、専門を極める側がシニアコンサルタントやディレクターへ、マネジメント側がリーダーやマネージャーを経てマネージング・ディレクターへ上がります。選んだコースは、キャリアに合わせて後から変更が可能です。

こうした縦の道筋に加えて、部署をまたぐ異動の制度もあります。社内異動を通年で受け付けるのがトランジット制度で、部門が全社に向けて社員を公募するのがジョブオファー制度です。実際に、専門性がほかのチームで必要とされれば、配属部署以外の月次支援やプロジェクトに入ることもあります。

中途選考の傾向

船井総合研究所の中途選考は、書類選考 → 部門責任者面接(2〜3回程度) → 最終取締役面接という流れです。リファラル採用では、書類選考の後にカジュアル面談が入ります。

この選考は、配属先を決める場でもあります。応募の段階で希望の部署を選び、選考の中で面接官のコンサルタントと、身に付けていく専門性の方針をすり合わせます。業種やテーマを決めかねている人に向けた入口が、経験や志向に合うコンサルタントと1対1で話せるポジションマッチ採用です。

向いている人

特定の業界で培った経験を、その業界の経営支援に生かしたい人に向いています。部署別採用のため、応募の時点から業種やテーマを選べる点が特徴です。前職で見てきた業界の慣習や業務の流れが、そのまま提案の土台になります。

さらに、経営者と直接向き合う仕事がしたい人にも合います。月次支援は、担当コンサルタントが経営の現場に入る顧問契約型の実行支援です。コンサルタントは年間100名以上の経営者と接する機会があり、経営者の目線で成果を追えます。

加えて、提言だけで終わらず、実行まで関わりたい人にも向いています。月次支援で現場に入るほか、100億企業化の支援でもロードマップの策定から実現までを担います。DXやAIの導入でも、支援するのはベンダー選定から導入後の運用までです。

このほか、一つの専門を軸にしながらキャリアの幅を広げたい人にも合います。キャリアのコースは途中で変えられ、トランジット制度で社内異動を通年受け付けています。

よくある質問

船井総合研究所はどんな会社ですか?

中堅・中小企業を対象とする日本最大級の経営コンサルティング会社で、親会社は東証プライム市場に上場する船井総研ホールディングスです。業種やテーマごとに専門を持つコンサルタントが、月次支援と経営研究会を両輪に経営者を支えます。

船井総合研究所の働き方の特徴は?

働き方の土台にはFunai Wayと呼ぶ中核的価値観があり、社内にはUp or Outの文化や歩合給の制度がありません。育児や介護との両立には、時短勤務や時差出勤、リモートワークの制度を使えます。転勤はなく、東京本社か大阪本社を拠点に働きます。

船井総合研究所の中途選考はどんな流れですか?

書類選考 → 部門責任者面接(2〜3回程度) → 最終取締役面接という流れです。応募の段階で希望の部署を選び、選考の中で面接官のコンサルタントと、身に付けていく専門性の方針をすり合わせます。

まとめ

株式会社船井総合研究所は、東証プライム市場に上場する船井総研ホールディングスの傘下で、経営コンサルティング事業を担う会社です。業種・テーマ別の専門コンサルタントが月次支援と経営研究会を両輪で動かし、2025年の年間コンサルティング契約社数は6,236社でした。中途採用は部署別採用制で、入社後は業種やテーマを軸に専門性を高めながら、コースの変更や社内異動も選べます。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。

※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

参照: funaisoken.co.jp ほか

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