A.T. カーニー(Kearney)とは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・向いている人【2026年版】
A.T. カーニーは、1926年に米国シカゴで創立された経営コンサルティングファームです。グローバルではKearneyというブランド名を使い、日本法人のA.T. カーニー株式会社は1972年に東京オフィスを開設しました。戦略からオペレーション、ITまでを一貫して扱う点と、社外での経験を制度として後押しする点が特徴です。本記事では、事業内容と働き方、キャリアの選択肢を公開情報から整理します。
会社概要
| 社名 | A.T. カーニー株式会社(グローバル・ブランド名: Kearney) |
|---|---|
| 創立 | 1926年(米国シカゴ) |
| 日本オフィス開設 | 1972年 |
| 日本代表 | 針ヶ谷 武文 |
| 事業内容 | 経営コンサルティング |
| 日本オフィスの人員 | 約330名 |
| グローバルの規模 | 世界45の国と地域に89拠点、約5,700名(2025年7月時点) |
| 日本オフィス | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー23階 |
表の数字は、グローバル全体と日本オフィスで主体が分かれます。世界45の国と地域にわたる89拠点と約5,700名は、Cervello社やSilicon Foundry社といった傘下の専門会社を含むグローバル全体の規模で、日本オフィスだけの人数ではありません。このうち日本オフィスに在籍するのが約330名です。
この違いは、社名の書き方にも表れます。グローバルのブランド名がKearneyで、日本法人の商号はA.T. カーニー株式会社です。顧客は、あらゆる主要産業分野のグローバル1,000社と各国の大手企業や政府系機関が占めます。
事業内容と特徴
A.T. カーニーの事業は、経営コンサルティングです。戦略の立案からオペレーション、ITまでを一貫して扱い、顧客企業との密接な協働を強みに置いています。
この幅を支えているのが、マトリクス型の組織です。自動車・モビリティやエネルギー、金融機関といった業界別プラクティスに、戦略立案やIT戦略などの課題テーマ別スペシャリストが交差し、プロジェクトごとにチームを組みます。
そのなかでも色濃いのが、オペレーションに根差した伝統です。調達やオペレーション改革は、戦略立案と同じ看板で並んできました。製品の領域を受け持つのが、PERLab(Product Excellence and Renewal Lab)というグローバルの専門チームです。製品デザインから製造管理までの専門家が、粗利益率の改善を支援します。
一方、日本オフィスが力点を置くのは『日本を変える、世界が変わる』の実現です。その方向性を、社内外の才能ある「尖った個」でベストチームを組むこと、日本企業と社会の可能性を解き放つこと、創造と変革のリーダーの輩出の3つに置いています。この「尖った個」は、ビジネス領域の専門性だけにとどまりません。そこを軸にテクノロジーやクリエイティブまで重ねた人材です。実際に、コンサルタントが官民の有識者委員会に加わり、政策提言にも関わってきました。
働き方・カルチャー
A.T. カーニーの働き方の特徴は、コンサルティング以外の場での経験を制度として認めるところです。副業・兼業制度があり、社内の業務と並行して他社での副業や起業ができます。
そのうえで、両立の支え方も具体的です。育児や介護を目的に、時短勤務とリモートワークをフレキシブルに組み合わせられます。費用の面を支えるのが、ベビーシッター補助券と、病児保育費の自己負担分を補填する制度です。
さらに、日常の相談相手として置かれているのが、バディーとメンターです。社員全員に、背景が近くて気軽に相談できるバディーと、キャリア形成を相談できるメンターが付きます。
キャリアパス・育成
A.T. カーニーのキャリア形成は、10年から20年という長い単位です。創造と変革のリーダーを育てることを目的に、社外へ出る選択肢が制度として並びます。
その中心にあるのが、公募制の出向制度です。ITサービス企業やメーカー、財団法人、官公庁などで半年から1年間働けます。2013年の開始以降、延べ30名以上がこの制度を使いました。
その先の学びと異動を支えるのが、海外留学支援制度とGlobal Mobility制度です。前者にはMBA留学の補助と、留学目的の休職の仕組みがあります。後者で可能になるのが、世界各国のKearneyオフィスへの異動です。
これらの土台になるのが、職位の階梯です。ビジネスアナリストから始まり、シニア・ビジネスアナリスト、アソシエイト、マネージャー、プリンシパルへと上がります。中途入社の開始職位は一律ではありません。これまでの経験に応じて決まります。
向いている人
まず向いているのは、戦略とオペレーションの両方に関わりたい人です。戦略からITまでを一貫して扱い、調達や製品の領域にも専門チームがあるためです。
また、業界とテーマの専門性を掛け合わせたい人にも合います。一つの専門を深めたうえで、二つ目の軸を重ねられる組織だからです。
さらに、日本企業と日本社会の課題に正面から取り組みたい人にも向いています。日本オフィスは『日本を変える、世界が変わる』の実現を軸に置いています。
このほか、コンサルティング以外の場にも身を置きたい人と相性のよいファームです。出向制度や副業・兼業制度、海外留学支援、Global Mobilityと、社外へ出る道が制度として整っています。
よくある質問
A.T. カーニーはどんな会社ですか?
1926年に米国シカゴで創立された経営コンサルティングファームで、グローバルではKearneyというブランド名を使っています。日本法人のA.T. カーニー株式会社は1972年に東京オフィスを開設し、日本オフィスには約330名が在籍します。戦略からオペレーション、ITまでを一貫して扱う点と、社外での経験を制度として後押しする点が特徴です。
A.T. カーニーの働き方の特徴は?
副業・兼業制度があり、社内の業務と並行して他社での副業や起業ができます。育児や介護を目的に、時短勤務とリモートワークをフレキシブルに組み合わせられます。社員全員に付くのが、背景が近くて気軽に相談できるバディーと、キャリア形成を相談できるメンターです。
A.T. カーニーはどんな人に向いていますか?
戦略とオペレーションの両方に関わりたい人、業界とテーマの専門性を掛け合わせたい人、日本企業と日本社会の課題に正面から取り組みたい人に向いています。出向制度や副業・兼業制度、海外留学支援、Global Mobilityと社外へ出る道が制度として整っており、コンサルティング以外の場にも身を置きたい人にも合います。
まとめ
A.T. カーニーは、1926年に米国シカゴで創立され、グローバルではKearneyの名で事業を展開する経営コンサルティングファームです。日本法人のA.T. カーニー株式会社は1972年に東京オフィスを開設し、約330名が在籍します。特徴は、業界別プラクティスと課題テーマ別スペシャリストが交差する組織で、戦略からITまでを一貫して扱う点です。社外へ出る選択肢が制度として並ぶ点も、長い単位でキャリアを考える人には効いてきます。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。
※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
参照: jp.kearney.com ほか
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