アーサー・ディ・リトル・ジャパンとは?
転職前に知りたい事業内容・特徴・向いている人【2026年版】
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社は、1886年に世界で初めてのコンサルティングファームとして創業したアーサー・ディ・リトル(ADL)の日本拠点です。日本では1978年に東京オフィスを開き、約50年にわたって産業と企業の変革を支援してきました。戦略や組織だけでなく、技術に関わる課題まで踏み込んで解くところに特徴があります。本記事では、事業内容と組織の特徴を公開情報から整理します。
会社概要
| 社名 | アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社(ADLジャパン) |
|---|---|
| 東京オフィス開設 | 1978年 |
| 日本代表 | 祖父江謙介 |
| 所在地 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36F |
| コンサルタント数 | 東京オフィス 約240名(2025年6月時点) |
| グローバルの創業 | 1886年(米国・ボストン) |
| グローバルの拠点 | 39か国51拠点(本社はブリュッセル) |
| 事業内容 | 戦略・組織・業務・技術の課題解決を担う経営コンサルティング |
東京オフィスは、アジア・太平洋地域のヘッドオフィスという位置づけです。地域内のオフィスを統括しながら、世界の主要オフィスと連携してグローバルの知見を持ち込み、日本からの発信も担います。本社の受け皿という立場ではなく、自らプロジェクトを立ち上げて動かす場になっています。
一方、グローバルのADLは4極体制を敷いています。本社のあるブリュッセルを含む欧州・アフリカに、創業地のアメリカ大陸、中東・インド、アジア・太平洋が加わる形です。資本のかたちも変わっています。2011年にマネジメントバイアウトを完了し、パートナーが完全に所有するファームへ戻りました。
事業内容と特徴
アーサー・ディ・リトル・ジャパンのコンサルティングは、産業軸と課題軸を掛け合わせたチーム編成から始まります。産業軸は自動車・製造業やエネルギー・資源、ヘルスケア・ライフサイエンス、公共・政府など10の領域です。課題軸には成長・事業戦略、イノベーション・新規事業、事業/業務パフォーマンス、サステナビリティ、トランスフォーメーションが並びます。さらに産業同士の融合や課題同士の複合という視点も加わるため、チームは事業ドメインを超えて組まれます。
この掛け合わせで扱うテーマには、はっきりした傾向があります。トップライン伸長に関わるプロジェクトが70%を超え、業界横断のテーマが案件数の40%超を占めます。新規事業の創出や長期ビジョンの策定、R&D・イノベーション組織の変革といった、未来の価値の出し方を問われる仕事が中心です。
同社のもうひとつの特徴は、技術に踏み込むことです。ADLは戦略・組織・業務に加えて、技術に関わる課題解決までを支援の対象に置いています。パフォーマンスとイノベーションを両立させる「両利きの経営」が信条で、既存事業を磨きながら新規事業にも挑みます。
こうした支援を外側から支えているのが、オープンコンサルティングです。合計600万人に及ぶ外部エキスパートのネットワークを使い、社内の専門性だけでは届かない領域まで解を探します。
実際に、クライアントの顔ぶれは東証プライム上場企業とその子会社が85%を占めます。進め方はサイド・バイ・サイドで、顧客の隣に並んで手を動かす形です。提案して離れる立場ではなく、実行まで並走する立場で関わります。
成長性・外部評価
アーサー・ディ・リトルは、2026年に創業140周年を迎えたファームです。産業研究の先駆けから現代の戦略づくりや技術主導の変革まで、時代ごとの難題に取り組んできました。
日本での歩みも、ここ数年で大きく動いています。東京オフィスは5年間で人員数が2倍になるペースで伸び、2025年6月時点のコンサルタントは約240名です。2026年2月には、新しい代表体制が発足しました。
この存在感は、グローバルの意思決定の場にも表れています。2026年8月、ADLはシカゴで開いたパートナー・株主総会で任期3年のボードメンバー7人を選び、東京オフィスからは鈴木裕人が就任しました。日本のオフィスから、グローバルの経営を担う人材が出ています。
向いている人
技術まで含めて経営課題を解きたい人に向いています。ADLは戦略・組織・業務に技術を加えた四つの面から支援するため、技術の中身に立ち入ったうえで事業の打ち手を議論できます。
また、新しい価値をつくる側に回りたい人にも合います。案件の7割超がトップラインの伸長に関わるもので、コスト削減よりも成長の絵を描くほうに時間を使えます。
さらに、業界の境界をまたいで考えたい人にとっても働きがいのある環境です。案件数の40%超が業界横断のテーマで、産業同士の融合という視点からチームが組まれます。ひとつの業界に留まるのではなく、隣の産業の常識を持ち込む働き方になります。
このほか、グローバルに出ていきたい人にも機会があります。東京オフィスは、アジア・太平洋地域のヘッドオフィスとして地域内のオフィスを束ねる拠点です。世界各地のADLオフィスで経験を積むインターナショナル・モビリティ・プログラムも用意されています。
自分で仕事を設計したい人にも向く場所です。ADLが求めるのは、オーナーシップを持ってスタートアップのように動く人であり、創造性と分析力を併せ持つ人です。
よくある質問
アーサー・ディ・リトル・ジャパンはどんな会社ですか?
1886年に世界で初めてのコンサルティングファームとして創業したアーサー・ディ・リトル(ADL)の日本拠点です。1978年に開いた東京オフィスはアジア・太平洋地域のヘッドオフィスという位置づけで、コンサルタントは約240名(2025年6月時点)です。
アーサー・ディ・リトル・ジャパンではどんな仕事に関われますか?
産業軸と課題軸を掛け合わせたチームで、戦略・組織・業務に加えて技術に関わる課題までを支援します。トップライン伸長に関わるプロジェクトが70%を超え、業界横断のテーマが案件数の40%超を占めます。新規事業の創出や長期ビジョンの策定、R&D・イノベーション組織の変革といった、未来の価値の出し方を問われる仕事が中心です。
アーサー・ディ・リトル・ジャパンはどんな人に向いていますか?
技術まで含めて経営課題を解きたい人、新しい価値をつくる側に回りたい人、業界の境界をまたいで考えたい人に向いています。グローバルに出ていきたい人や、自分で仕事を設計したい人にも合います。
まとめ
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社は、1886年に世界初のコンサルティングファームとして創業したADLの日本拠点です。1978年の東京オフィス開設から約50年が経ち、いまはアジア・太平洋地域のヘッドオフィスとして地域を統括しています。支援の軸は、産業軸と課題軸の掛け合わせと、戦略・組織・業務に技術を加えた四つの面です。案件はトップラインの伸長や業界横断のテーマに寄っており、未来の価値の出し方を問われる仕事が中心になります。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。
※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
参照: adlittle.com ほか
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