株式会社ABEJAとは?
転職前に知りたい事業内容・働き方・選考の流れ【2026年版】
株式会社ABEJAは、企業の基幹業務にAIを組み込むことを生業とする、東京証券取引所グロース市場の上場会社です。2012年の設立以来、自社が開発したABEJA Platformを土台に、300社以上でAIの導入と運用を手がけてきました。仕組みをつくる段階と動かし続ける段階の両方に関わり、顧客企業へ継続して伴走します。本記事では、ABEJAの事業内容と働き方、選考の傾向を公開情報から整理します。
会社概要
| 社名 | 株式会社ABEJA |
|---|---|
| 設立 | 2012年9月10日 |
| 代表者 | 代表取締役CEO 岡田陽介、代表取締役COO 小間基裕 |
| 従業員数 | 約130名(2025年8月末時点) |
| 本社 | 東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階 |
| 資本金 | 9億3,356万円(2026年5月末時点) |
| 上場市場 | 東京証券取引所グロース市場(証券コード5574) |
| 事業年度 | 毎年9月1日から翌年8月31日まで |
ABEJAは、コンサルティングファームではなくAIの事業会社です。2023年6月13日に東京証券取引所グロース市場へ上場し、上場している主体は株式会社ABEJA自身にあたります。決算は8月期で、四半期ごとに業績を開示しています。
この会社が事業の目的に据えるのは、顧客のAI活用を実運用として成立させ、そこから継続的に精度と範囲を広げることです。
事業内容と特徴
ABEJAの事業は、顧客企業の基幹業務にAIシステムを組み込んでDXを実現する、エンタープライズプラットフォーム事業です。報告セグメントはこの1本で、売上は性質の異なる2つの領域に分けて開示されています。基盤となるABEJA Platformは、データの生成から収集・加工・分析、AIモデリングまでをそろえたソフトウェア群です。
この基盤を顧客の業務へ持ち込むのが、トランスフォーメーション領域です。上流の戦略立案から導入の支援、その周辺サービスの提供までを担い、顧客の仕組みをつくる段階にあたります。AIガバナンスのコンサルティングや、DX人材の育成支援もここに含まれます。
一方、オペレーション領域が受け持つのは、つくった仕組みを動かし続ける段階です。人の関与を前提に置き、判断が要るところでは人が意思決定を補います。ABEJAはこの考え方をHuman in the Loopと呼び、運用のノウハウをデータとして蓄積しながら精度を上げていきます。
こうした2つの領域は、片方で完結しません。運用のなかで新しい課題が出てくれば、ふたたびトランスフォーメーション領域へ戻り、仕組みを組み直します。このサイクルを速く回しながら、顧客企業に伴走を続けます。
実際に、実装の対象は中核的で複雑な業務へ広がっています。金融分野では地方銀行と全行的なDX・AI領域の業務連携を始め、リスク管理と人の判断を組み込んだ仕組みをABEJA Platform上に築きました。自社サービスには、大規模言語モデルのABEJA LLM Seriesと、店舗解析のABEJA Insight for Retailがあります。
成長性・外部評価
ABEJAの業績は、増収増益が続いています。2026年8月期第3四半期累計の売上高は33億6,900万円で前年同期比25.1%増、営業利益は同41.9%増でした。通期は、売上高45億5,000万円を計画しています。
この伸びを引っ張っているのが、LLM関連の需要の取り込みと、ABEJA Platformを通じたAI利活用の広がりです。第3四半期にはオペレーション領域の売上が着実に伸び、継続的な収入の積み上がりが進みました。
また、AIを扱う体制そのものにも外部の評価がついています。2026年7月には、AIマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC 42001の認証を取得しました。8月には、日本ディープラーニング協会が創設したAIガバナンスの第三者認証制度で先行認証を得ています。
さらに、国の研究開発事業にも継続して参画しています。経済産業省が立ち上げたGENIACのもとでNEDOが公募した生成AI基盤モデルの開発には、第一期から四期連続で採択されました。
働き方・カルチャー
ABEJAの働き方は、リモートワークを織り込んだ運用です。フルリモートで勤務するメンバーがいるほか、地方に住むメンバーも在籍しています。出社頻度に一律のルールはありません。フレックスタイム制も導入しています。
この働き方を下支えするのが、学びへの補助です。ミッションの達成に必要な書籍やオンライン講座を買う場合、その費用を会社が補助します。育児休業や産前産後休暇、看護休暇、介護休暇といった両立支援の制度もそろっています。
同社が組織の軸に置くのは、テクノプレナーシップという言葉です。テクノロジーによって非線形のイノベーションを起こし、社会へインパクトを返すという姿勢を指します。Move Fast、Focus on Impact、Team Firstといったバリューも、この姿勢から伸びています。
中途選考の傾向
ABEJAの中途選考は、面接を3〜4回重ねて内定に至るという流れです。希望する人には、カジュアル面談も実施しています。データサイエンティストと一部のエンジニアのポジションでは、面接に加えて技術課題があります。
向いている人
AIを検証で終わらせず、業務として動かすところまで関わりたい人に向いています。ABEJAの事業は仕組みをつくる側と動かし続ける側の両方にまたがり、どちらか一方だけを切り出す形にはなっていません。
また、顧客の基幹業務へ深く入りたい人にも合います。金融のように高度なガバナンスを求められる領域でも、リスク管理と人の判断を組み込んだうえでAIを業務プロセスに据えています。
さらに、最先端の技術を実装まで運びたい人にも向いています。大規模言語モデルの研究は2018年から続けており、国の生成AI基盤モデル開発にも連続して参画してきました。
よくある質問
ABEJAはどんな会社ですか?
2012年に設立し、2023年に東京証券取引所グロース市場へ上場したAIの事業会社です。自社が開発したABEJA Platformを土台に、企業の基幹業務へAIを組み込む事業を営み、300社以上でAIの導入と運用を手がけてきました。
ABEJAの働き方の特徴は?
リモートワークを織り込んだ運用で、フルリモートで勤務するメンバーや地方に住むメンバーも在籍しています。出社頻度に一律のルールはなく、フレックスタイム制も導入しています。
ABEJAの中途選考はどんな流れですか?
面接を3〜4回重ねて内定に至るという流れです。希望する人には、カジュアル面談も実施しています。データサイエンティストと一部のエンジニアのポジションでは、面接に加えて技術課題があります。
まとめ
株式会社ABEJAは、2012年に設立し、2023年に東京証券取引所グロース市場へ上場したAIの事業会社です。ABEJA Platformを土台に、顧客企業の基幹業務へAIを組み込むエンタープライズプラットフォーム事業を営んでいます。仕組みをつくるトランスフォーメーション領域と、人とAIの協調で動かし続けるオペレーション領域を行き来しながら、顧客企業に伴走を続ける点が特徴です。ステラキャリアズでは、各社の選考傾向を踏まえたご相談を承っています。
※本記事は2026年8月時点で作成しています。制度・人員規模・案件構成などは変更される場合がありますので、最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
参照: abejainc.com ほか
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