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【マッキンゼー・BCG出身者が語る】社会人5年目までに気づかないと「手遅れ」になる5つの真実

「もっと早く、これを知っておけばよかった」

社会人として数年が経ち、ふと自身のキャリアを振り返ったとき、そう感じることはないでしょうか。特に20代後半から30代に差し掛かるタイミングでの「気づき」は、時として残酷なほど「手遅れ」に近い重みを持ちます。

今回は、マッキンゼー、BCG、ローランド・ベルガー、アクセンチュア、そして大手事業会社の人事。華麗なキャリアを歩んできたように見える「ステラキャリアズ」の5人のエージェントが集結。

彼らが若手社員だった頃に「本当に知っておきたかったこと」、そして今だからこそ語れる「キャリアの落とし穴」について、忖度なしの本音で語り合いました。


インタビュー:社会人5年目までに絶対に知っておくべきこと

■ 出演者プロフィール・バックグラウンド

Q:本日はステラキャリアズのエージェント5名にお集まりいただきました。まずはそれぞれの経歴を含めて自己紹介をお願いします。

村木(ステラキャリアズ代表/元マッキンゼー):改めまして、ステラキャリアズで代表しております村木と申します。私はですね、2015年に新卒でベネッセという事業会社に入りまして、そこで4年勤めた後にマッキンゼーに入りました。マッキンゼーで6年間勤めまして、最後は3年間マネージャーをしながら採用の面接官もしていました。当時の経験を生かして、現在はステラキャリアズを立ち上げて、戦略コンサルタントになりたいという皆さんのご支援をしております。よろしくお願いいたします。

赤田(元日系大手 人事課長): よろしくお願いします。赤田と申します。日系大手の人事課長としてですね、年間で何百人と面接をこなしてきました。様々な部門、職種、多くの年齢層やまた国籍の違う方々も含めてサポートをさせていただいてきましたので、これから事業会社出身でコンサルティングを目指したいという方も、私の方でサポートさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

大歳(元NTTデータ・ローランドベルガー): 初めまして。大歳と申します。私は新卒で7年間NTTデータにおりまして、その後に戦略コンサルファームのローランド・ベルガーに移って、そこで3年ほど働いて今に至るという形です。私も戦略コンサルタントに事業会社出身でなったっていうところがあるので、そういった皆さんのご支援ができればと思います。どうぞよろしくお願いします。

津本(元トヨタ自動車・マッキンゼー・アクセンチュア):はい。津本直樹と言います。よろしくお願いいたします。私は新卒でトヨタ自動車に入りまして、その後MBAを経てマッキンゼーに入りました。マッキンゼーの後ですね、ちょっとデータサイエンスのマスター(修士)を取りまして、その後アクセンチュアでのAI関連のプロジェクトマネージャーということでやっておりました。なのでその一般的な事業会社もそうですし、コンサルや今流行りのAI関連のキャリアについてもご支援できると思うので是非ご相談お待ちしております。よろしくお願いいたします。

春名(元BCG・ベンチャー出身): 春名と申します。経歴としては新卒でベンチャーに入りまして、第2新卒でボストンコンサルティンググループ(BCG)で、その後起業を経て現在エージェントコンサルタントをしております。自分のキャリア的にはいきなり大企業に行ったわけでもなければ、大学も留年とかもしていて、結構トラックから外れたところがあったので、そういう方の支援もできるかなと思っております。よろしくお願いします。


■ ① 夢を叶えるための「準備」の質量

Q:早速本題ですが、今回のテーマは「若い頃もっとこれをしておけばよかった」という若手社員へのメッセージです。まずは村木さんからお願いします。

村木: 私から行くと、やっぱり夢があるんだったらとことん準備した方がいいっていうのはすごく思います。これは別の動画でも何度も言ってるんですけど、私そのベネッセからマッキンゼー行く時に、8ヶ月間ぐらいケース面接の対策とかやったんですね。

やっぱりそれがあったからこそ自分の夢が叶ったっていうところがあって。なので、こう十分すぎるぐらい、やりすぎなんじゃないかっていうぐらい準備はした方がいいかなっていうのが、まず私が思うことです。

Q:8ヶ月ですか。実は赤田さんは、当時の村木さんをよく知る同僚だったそうですね。

赤田: 実は私、村木さんと7〜8年前に一緒にこうフィリピンでお仕事させていただいてて、ベネッセの同僚でしたね。お仕事させていただいてて。当時はでも「いや、俺マッキンゼー行くんだ」とは言ってなかったですよね? どうやってマッキンゼーに行こうっていう風になったのかなっていう。

村木:(マッキンゼーに)行きたいって言ってたのも、なんかすごい漠然とそう思ってただけで。当時私がお世話になってたエージェントの方と話をしていく中で、「じゃあ村木さんがやりたいことってP&Gじゃなくてコンサルなんじゃないか」「で、戦略コンサル目指すんだったらこれぐらい準備しなきゃいけない」みたいな話をもらって。で、なんかそこで変わりましたね。


■ ② キャリアの選択肢における「幅」と「深さ」

Q:では続いて、赤田さんが思う「若い頃に知っておくべきだったこと」は何でしょうか?

赤田:当時から若い時にこう知っておきたかったなっていうところでいくと、「キャリアのこう選択肢の幅」っていうものをしっかりこう調べ尽くした上で、その中で本当に自分は何ができるんだろう、何をやりたいんだろうっていうところをかなり深ぼって考えておきたかったなっていうところがありますね。

今かつての自分にもし問いかけるんであれば、幅広くいろんな専門家にちゃんと話を聞いて、素直にそれを受け入れて、正しいこう適切な歩み方っていうところをしっかり自分の中で咀嚼して、意思決定してくっていうことをやっておけば良かったなっていう風に今振り返って思います。

Q:選択肢の幅を知るというのは、確かに重要ですね。ただ、自分一人で見えている世界には限界があるようにも感じます。

津村: 選択の幅って確かにすごい大事だなと思っていて、その幅を出すって結構難しいと思うんですよね。例えば自分がトヨタ時代にいた時に、トヨタ一社のことしか知らなかったらやっぱり自動車業界中心になると思うんですよ。で、他の業界とかなんか全然知らない領域のことってやっぱ自分だけではなかなか知見が及ばないというか。そういった時にこうどういったものを頼るといいとか、今の自分から見てなんかアドバイスするとしたら何かありますかね?

赤田: まずはこう「自分に何に適正があるんだろう」っていうのをまずやっぱりこう調べていって。その上で、その中でこう興味関心があるところのこうプロフェッショナルの人たち、もしくはOB・OG訪問とかをして、その近しい先輩だとかの話をやっぱりこう聞くっていうことをやると、より的確にアプローチできたんじゃないかなっていう風に思ってます。


■ ③ 「専門家の知見」に頼るべき理由

Q:続いて、元NTTデータ・ローランドベルガーご出身の大歳さん、お願いします。

大歳: 私は特にもうコンサル時代に来て気づいたことなんですけども、「専門領域は専門家に聞いた方がいい」っていうのはすごい思ったことです。

なんかあるコンサルの案件で、本当にニッチな商材とかの事業戦略とかを立てたりもするんですけども、もう今までだともう専門書をすごい読んだりもしましたり、あとプロジェクトによってはもう本当にお店にインタビューしたりとかしたりもしたりすると思うんですけども……洗練されてる情報ってやっぱりプロが知ってるなっていうのを思ってまして。

私はどちらかというともう色々調べまくって、今だったらAIとかでちゃんと自分で調べてからもうちゃんと突撃して聞こう、みたいなそっち派だったんですけども。それだと集めきれる時間も限られている中で情報量すごい少なくなっちゃうとこもありますし、もう専門領域はもう専門家にもう全然臆せず聞いて集めるっていうのがすごい重要だなっていう風に思いました。

Q:それは仕事の進め方だけでなく、転職活動においても同じことが言えそうですね。

村木: それ、転職も同じですよね。

大歳:私もすごいそう思います。私も実際に転職をした時に、その時はもうStellar carerrsもまだなかった時だったと思うんですけども、結構、自力で戦略コンサルの面接を最初の方はやったりもしていて。あんまりエージェントさんに頼らないでやってきたんです。

ですけども、事業会社出身の人間だとケース(面接)ってどうやって答えたらいいかとか、すごいあのポイントで抑えるべきポイントをすごい外してしまったようで、なかなかこう選考が通らない、1次・2次とかで落ちてしまうみたいなことがすごい多かったんです。

けど途中から、もうさすがにちょっとこれあと1回受けて落ちちゃったら、やっぱり半年・1年とか受けられないと思うので、途中からエージェントの方に頼って。結構ケース面接をその後やっぱり3ヶ月ぐらいしてもらって、それでやっぱり抑えるべきポイントとか、あのこういう時はこういう風に考えるとかそういったセオリーがあるので、それをちゃんと学んで望んだっていうのがやっぱりうまくいったポイントだったなと思います。


■ ④ 仕事とは「答えのないゲーム」である

Q:ありがとうございます。では次に津本さん。ここまでの3名がかなりビジネスライクで真面目な回答でしたが、変化球でも大丈夫です。若手へのアドバイスをお願いします。

村木:じゃあ次、津本さんからお願いしたいんですけど、前段に座ってる3人がビジネスライクだったので、なんかちょっとふわっとした明後日の方向でもいいんですけど、なんかアドバイスありますか?

津本: そうですね。ちょっとプラクティカル(実戦的)な方向に持ってこうかなと思うんですけど、じゃあ若手社会人・事務系なんで。そうですね、なんか「我々って答えのないゲームをプレイしてるんだ」っていう、教えがすごい大事かなと思ってます。

マネージャーの立場になって改めて感じたんですけど、特にその新卒の子とかから、「資料のレビューお願いします」とか、「これでいいですか」とか、あとはそうですね、「なんかこのやり方わかんないんで教えてもらっていいですか?」みたいな、なんかあたかもこう答えを求めるような問いかけをされることが多くて。

で、こっちからすると「いや知らないし」みたいな(笑)。内心はもちろん当然その一緒に考えるんですけども、これなんか「答えありき」の問いかけっていうのが、結構この多分日本の教育によると思うんですけど、そういったとこはちょっとまだ染みついてて。

でも仕事って答えがないので、やっぱりなんかちゃんと考えるっていうことが必要で。振り返ってみると、自分が例えば旅行行く時とかプライベートの時は、「じゃ夏だから沖縄に行こう」とか「でも北海道に行ってもいいじゃないですか」、答えなんてないんでプライベートはできるんですけど、仕事だとなんかできないみたいな方が多いんで、ちょっとそこ意識されるといいのかなと思ってます。

村木:めっちゃいいですね。まだまだ(内容は)固めかな(笑)。


■ ⑤ キャリアの順序と「年収」のリアル

Q:では最後、春名さんから一番柔らかい、ふわっとしたアドバイスをお願いします。

村木: じゃ、最後は春名さんから1番柔らかいふわっとしたアドバイスを。

春名:柔らかいっていうか、色々なんか議論を起こしそうなことですけど……僕新卒ベンチャーなんですけど、「今戻ったら絶対ベンチャー行かないっすね」。

ちょっとツラツラお話すると、めっちゃ楽しかったんですよ。1社目ベンチャーで。ただ1年半ぐらい経って気づいたのが、「あ、年収上がんね」って思ったんですよね。

え、結局1社目でコンサルとか外銀(外資系投資銀行)・商社とか行って、で、数年働いてもうベースの年収上げてからベンチャー行くと、そっちは年収上がるんですよ、みたいなのを実際に社内の事例とかで見てて。これ順番逆だったなって思ったんですよね。ま、結論楽しかったからいいんですけど。

Q:なるほど、キャリアの順序ですね。他にも年齢的な制約について感じることはありますか?

春名: で、もう1つあるのが、あ、今31なんですけど年齢が。最近周りとかも見ていて気づいたのが、「この年齢になるとキャリアトラックがロックされる」。つまりなんか今全く別の業界とか行こうと思っても、だいぶ転職が厳しい。

例えば自分は年収上げたいんだってなったら、ま、早めのうち、25(歳)ぐらいには一旦その高年収業界に転職しといて。で、第2新卒とかだったら全然一旦そこで高年収業界に行っとく。その後自分の好きな仕事する、の順序が大事だったなと思いますね。ま、なんか議論巻き起こしそうなんで、あくまで※個人の意見ですってことで。


まとめ:エージェントたちの「本音」から学ぶこと

今回の5人のエージェントの対話から見えてきた、若手社員が心に留めておくべきポイントは以下の通りです。

  1. 夢を叶える準備に「やりすぎ」はない(村木)

  • 漠然とした憧れで終わらせず、プロの助言を得て、8ヶ月かけるほどの圧倒的な準備量が道を拓く。

  • キャリアの「幅」を知る(赤田)

  • 自分の知っている狭い世界だけで決めつけず、多くの専門家の話を聞き、選択肢を咀嚼してから意思決定する。

  • 「専門家」を使い倒す(大歳)

  • ネット検索やAIだけで分かった気にならず、生の情報を持つプロに頼る。それは仕事の質だけでなく、転職活動の勝率も劇的に変える。

  • 「答えのないゲーム」を楽しむ(津本)

  • 仕事に正解はない。「教えてください」というスタンスを捨て、プライベートの旅行計画のように自分で意思を持って決める。

  • 年収とキャリアパスの「順序」を間違えない(春名)

  • 「楽しさ」だけで選ぶと後で修正が効かなくなる。高年収業界へのトラックに乗るなら20代半ばまでに行動し、ベースを作ってから好きなことをする戦略も必要。

気づいた時には「トラックがロックされている」状態にならないために、今この瞬間から行動を変えていく必要があります。


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