Insight

【ケース面接練習 vol.1】熱海の観光客のフェルミ推定&観光客数向上

はじめに
ステラキャリアズでは、支援者+村木(元マッキンゼーマネージャー・面接官経験アリ)でグループ型のケース面接練習を定期的に実施しています。
実際の面接で問われるような問いをテーマに、参加者がそれぞれの視点から回答し、村木含め全員で議論・振り返りを行うことで、ケース面接への対応力を磨くことを目的としています。

本記事では、「熱海の観光客のフェルミ推定&観光客数向上」をご紹介します。

ケースの題材が欲しい
他の人の思考を参考にしたい
解法のヒントを押さえておきたい

そんな方にとって、思考の筋トレになる内容です。
ぜひ、自分ならどう考えるかを意識しながら読み進めてみてください。

お題説明
あなたは観光戦略に詳しいコンサルタントです。
クライアントは「熱海市」。
熱海市から「観光客数を増やす施策を検討してほしい」という依頼を受けました。
まずは現状の観光客数をフェルミ推定してください。
その上で、観光客数を増やすための具体的な施策を提案してください。

第1問:熱海の観光客数をフェルミ推定せよ
考える際のヒント
・トップダウンで分解しよう
 例:国内 vs インバウンド → 日帰り vs 宿泊 → 選択率 × 訪問回数 ×人口

・観光“選択率”をどう仮定するかが勝負
 例:熱海の競合(箱根、草津、伊豆など)との比較で導く

・供給側からの推定も一案
 例:ホテルの部屋数 × 稼働率 × 日数 で宿泊者数を推定
 ただし、需要喚起の議論につなげるには需要側分解が有利

第2問:観光客数を増やすにはどうする?
考える際のヒント

・クライアントは熱海市
 → 民間ではなく、市の立場でできる打ち手に限定する

・「誰の」 「どのようなニーズに対し」 「何を提供して」 「どこから奪うのか」を明確に
 → 日帰り?宿泊?国内?インバウンド?彼らのニーズは?
 → 競合温泉地や都市観光との違いをどう打ち出すか?

・季節性・滞在時間・移動手段など、観光客の行動にも着目

回答例(抜粋)
・フェルミ推定のアプローチ例
YTさん:トップダウンで、国内約1.8億人+インバウンド3,000万人の中から、熱海の選択率(宿泊・日帰り別)を仮定し、合計約315万人と推定

TIさん:宿泊者数をホテル部屋数(平均7,000室)×稼働率(平日40%、休日80%)で算出し、宿泊130万人+日帰り130万人=約260万人と推定。供給側からの推定

Mさん:1都3県+静岡・山梨の人口をベースに、年間1.2回訪問、選択率15%と仮定して約900万人と推定。選択率の根拠として競合地との比較できている部分が◎

・観光客数増加の施策例
YTさん:セグメントごとに打ち手を分解。
 ・日帰り客向けに野外フェス
 ・宿泊需要にはワーケーション施設/高級サウナヴィラ
 ・インバウンドには外資高級ホテルの誘致+特別プラン

TIさん:ターゲットを絞った2施策。
 ・ファミリー層向けにレトロゲーセンを改装
 ・足湯を街中に点在させ、無料解放+回遊型スタンプラリー

Mさん:日帰りを前提とした「半日で完結する観光プラン」の設計。海水浴・食・花火などを軸に、気軽に立ち寄る層をターゲットにした施策

まとめ・このケースを通じた学び

・クライアント視点の明確化
 市の立場でできること、制約条件を意識する必要

・構造化・セグメント分けを丁寧に行う
 観光客数の分解、選択率の仮定など、「整理の仕方」が差をつけるためのカギ

・顧客ニーズと競合をセットで考える
 誰に対して、どんな価値を、どの競合と比べて届けるか?を明確にする

ぜひあなたも考えてみてください!
あなたなら、熱海の観光客数をどう推定しますか?
どのセグメントに、どんな施策が有効だと思いますか?

コンサル転職に興味がある方、是非以下のURLから公式LINEを追加して、村木とのキャリア面談を申し込んでみてください。そもそも転職するか悩んでいる、コンサル以外も興味がある、と言う方でも大歓迎です。是非一度お話しましょう!

この記事で紹介したケースのお題を実際に解いた練習動画は、転職面談を受けてくれた方に特典としてお渡ししています。動画を見ながら対策したい方は、ぜひ面談にお申し込みください。

keyboard_arrow_left

Go back to Insight