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ステラキャリアズ代表インタビュー: マッキンゼー転職で人生激変!転職成功の秘訣

コンサル未経験からマッキンゼーへの転職を成功させた道のりと、そのために必要な準備」というテーマで、ステラキャリアズCEOの村木のインタビュー内容をお届けします。

村木は、2015年に新卒で日系大企業に入社し、4年間勤務。その後、トップコンサルティングファームであるマッキンゼーに転職し、6年間コンサルタントとして活躍(ASC⇒EM)。現在は独立し、コンサルタント転職エージェント会社の社長として、コンサルティング業界への転職支援を行っています。

自己紹介

―簡単に自己紹介お願いします。どういうキャリアを歩まれてきたのですか?

私は2015年に新卒で、日系の企業に入りまして、そこで4年間働いていました。その後マッキンゼーに転職をして、そこで6年間仕事をしていました。
マッキンゼー辞めてからは、今このステラキャリアズ会社で代表として、コンサル転職のエージェントをやっています。

転職のきっかけ

―転職を考え始めたきっかけについて教えてください

当時日系の大企業で働いて4年目の頃、割と大きいプロジェクトで会社の役員クラスの人たちと仕事をする機会がたまたまありまして、それがすごく自分にとっては刺激的で、こういう会社のトップの人と仕事をするのってすごい面白いな、こういうことやりたいなと思いました。

ただ、そのプロジェクトが期間限定だったので、その役員の人と共に携わるプロジェクトが終わった後は、元の入社4年目のただの平社員に戻ってしまったんですね。日系企業ってピラミッド構造のヒエラルキーがすごい厳しいじゃないですか。

自分は一番下にいたので、会話ができるのは自分の直の上司の課長ぐらいで、課長飛ばして部長や本部長と話すなんてできないですし、ましては会社のトップと会話をするにはこの先何年何十年かかるんだろう、そう思ったんですね。それであれば、この会社で長く在籍して出世よしていくよりも、経営人と直接仕事ができる戦略コンサルタントになりたい、こう思い転職を決めました。

マッキンゼーに入社した理由

―なぜマッキンゼーを目指そうと思ったのですか?

元々マッキンゼーだけではなく、幅広く受けていました。
まずコンサルタントになりたいという思いが強くあったので、マッキンゼー一本に絞っていたわけではなく、本当に色々なところを受けていて、マッキンゼー以外で落ちたところもたくさんありました。
その中でも、マッキンゼーはたまたまご縁があり、内定が出た中でも一番名前が有名な会社だったので入りました。

戦略コンサル内定の裏側:8ヶ月の具体的な準備内容

まずなにから始めるべきか

―8ヶ月の準備期間で何をしていたのか、具体的なアクションを教えてください。

まず、エージェント選び。これがなによりも大事です。

私も当時3、4社ぐらいのエージェントに会ったのですが、その中でもある日、コンサルタント転職で割と有名な某大手エージェントのところに行きました。
私、神戸市外国語大学というあまり有名ではない大学出身で、学歴がそんなに良くはないんですね。履歴書を持っていったら、「この学歴だったら行けてPWCかな」と言われ、「多分無理だからこの辺のすごいちっちゃいところが、お似合いだよ」というようなことを言われました。(もちろんそんな失礼な言い方はされていないです。)
その時に、「この人は学歴でしか人のことを判断しないんだ」と機械的に扱われてると感じました。

その出来事があってから、自分のことをしっかり考えてくれるエージェントは他にいないのかと思い色々探しました。ある時に、BCG出身のエージェントの方にお会いしたら、その人は学歴で判断することはなく、マッキンゼーの前の会社での職務内容をとても丁寧に聞いてくれました。「そういう経験してるんだったら全然戦略コンサル行けるかもしれない」と言葉を聞いて「この人についていこう」と思ったんです。

もしその人に会ってなかったら、おそらく私はマッキンゼーなんてそもそも受けさせてもらえなかったかもしれない。エージェント選びを間違えると、自分が行きたいと思っていない会社を勧められてしまうことが多くあるので、まずエージェント選びがなによりも大事です。

職務経歴書を書くにあたって

良いエージェントに出会えたら、次は職務経歴書です。私は学歴があまり良くなかったので、他の人と似たり寄ったりの職務経歴を書いていたら通らないだろうとエージェントから助言を受けました。

そのためまず他の人と差別化のために、どういう課題解決をしたのかについて時間をかけて棚下ろしをして、それを職務経歴書に書く。これにおそらく2ヶ月間ほど時間を費やしたと思います。

―棚卸しとは具体的に何をしたのですか?

基本的にはエージェントとの壁打ちです。やはり自分一人で棚卸ししていても深さが出ないことがあるので、エージェントの人になぜそういう行動したのか、どう考えていたのかを客観的にプロの目線から色々聞かれることで、自分でも気づいてなかったこと、昔やっていた仕事で忘れてしまっていることを、壁打ちを通してだんだん思い出していくというプロセスを踏んだ覚えがあります。
どのエピソードがコンサルファームに刺さるのかは特にコンサル未経験だと分からないので、エージェントからのアドバイスっていうのがとても大事になります。

ケース面接対策でやるべきこと

その次はケース面接対策です。私の場合は50冊、本のリストを渡されて、「まずこれ全部読んでこい」「それ読めたら練習してあげるよ」と言われたので、まずその本を読むところから始めました。

―例えばどんな本がありましたか?

一般的に想像されるのはおそらく東大生が書いたケース面接対策本だと思います。もちろんそういったものも2、3冊読みました。でもやはりそれは武道の守でいうところの本当の最初の守の基本なので、そういった本はンサルファーム受ける人全員が読んでいるんです。そういった本を読んでようやく、本当のスタートラインに立てます。あとは、BCGの人が書いたビジネス書や、最近のビジネスのトレンドの本、そういったものを片っ端から読んで、まずインプットをたくさんしました。

―50冊のリストの中から特にオススメの本を3冊教えてください。

1冊目が、『過去問で鍛える地頭力』。2冊目は東大生が書いた、『問題を解く力を鍛えるケース対策本』。3冊目、これも東大生が書いた本なのですが、『地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』です。
私はあと47冊読んだのですが、今振り返ると20冊で良かったと思っているので、あとの残りの17冊を知りたい方はぜひ公式LINEを追加してください。公式LINEで配布しています。

―東大のフェルミ推定本はあまり意味がないという意見もありますが、実際どうなのでしょうか?

それは正しいです。私も面接で東大生が書いたあの本の通りの答えをしてきたら全力で否定します。でもやはり最初何もベースがないところからフェルミの解き方を自分で考えるのは難しいと思うので、「最初にフェルミとはこういうものだと」基本を学ぶ上では割と読みやすいですし、私は良い本だと思います。ただあの本は本当に入り口で、そのあとのステップアップが必要です。

―本を読む時にはどんなことに気をつけて読んでいましたか?

一番は問題を自分なりに変えていました。例えば、問題文が「トヨタの何かを推計せよ」だとしたら、これを日産に変えたらどうなるのだろうとか。自分で問題をどんどんアレンジして、複数パターンを自分の頭の中で考えてたくさん練習することを意識していました。

他には、私はフェルミ推定とかケース面接の時に顧客の行動心理を答えることがとても大事だと思っていたので、深く本を読みながらその中からなぜこの顧客はこういう行動をしているのか。例えば高齢者セグメント、高齢者はどんなことを考えていて、どういう購買行動をしているのだろうとか。そういったことを本の中から読み解いて自分の中のストックにしていくことを当時意識していたと思います。

―ケース面接対策ではどんなことして、どんなことでつまずきましたか?

1日に2問は自分でケースの問題を作って、それを自分で解いてみるということをしていました。実際にそれをエージェントに見てもらったり、あとたまたま自分の近くに自分より半年前にマッキンゼーに入社した人がいて、その人と壁打ちしたり。そういったことを毎日やっていました。つまずいたポイントは最初のうちはもう全然ダメで、エージェントからも沢山ダメ出しをもらいました。でもケース面接は、ある程度やったらやっただけ上手くなる類いのものなので、最初は辛かったですが、練習していく中でコツがつかめる感覚を楽しんでいました。

―多くの就活生が苦手とする幅出し・構造化・深堀りを鍛えるためになにかしていましたか?

これら自体を鍛えるというよりは、その3つを面接中に考える時間を作るために、スピードをとにかく鍛えていました。

面接官は待ってくれないので、会話のラリーの中でポンポン出していかないと評価してもらえないです。だからこそ、時間をじっくりかけたら幅出しできるとか深く答えられるではダメで、ある程度一定の決まった時間内でしっかりアウトプット出さなければいけないです。例えば、小学生がよくやる100マス計算って分かりますか?だけど今は電卓を使うので暗算力が大きく落ちていて、ポンと数字を答えられるように100マス計算をやったりとか、1万人が1万個のものを買ったら、いくらになるかと即座に測定できるかとか、そういった大きい単位の計算をたくさんやったりとか。そういったスピードを出せるようにというのはしていました。

あとはオリジナリティです。すべてをオリジナリティで固める必要はないですが、5つ答えを言うのであれば、1つは面接官があんまり聞き慣れていない答えや、面接官すら想像してなかったような答え、そういったものが出せると良いです。こればっかりはインプットを増やすしかないです。やはりインプットをしないと良いアウトプットはできないので、自分が満足行くような良い答えがまだ出てないなと思っているうちは、おそらくまだインプットが足りていないということだと思います。

―売り上げ向上系のケース問題の対策はどんなことが効果的でしたか?

ゼロベースで新しいアイデアを思いつくことはとても難しいことだと思います。
仮にゼロから本当に良いアイデアがポンポン出てくるのであれば、おそらくその人はコンサルになるよりも自分で会社を立ち上げた方がいいと思います。

基本的にはやはり発明も既存のものと既存のものの組み合わせで、少し外れた業界のベストプラクティスをこっちの業界に持ってくるというのが王道です。
だから例えば、銀行でうまくいっていることをたくさん調べておいて、それを例えば小売店で問題が発生した時に、「ちなみに銀行ではこういうものがあって成功しているから、でも小売りではまだこういうものが取り入れられてない。だからやるべきだ」といったような話し方をすると、説得力もあり、ゼロから考えずとも良い答えが出るので、様々な業界や様々な会社の成功事例をたくさん集めるというのは一つ良いことだと思います。

―ケース面接対策を1日2、3問やって、トータル8ヶ月かかったと聞いて、それぐらいやらなければ正直厳しいですか?

それはちょっと少し違います。MBBを目指す人で、かつ私のようにそんなに学歴が良くないといったハンデを背負っている場合は、おそらく私のようにしっかりやった方がいいと思います。
ただ、コンサルはMBB以外にもたくさんありますし、また何かアドバンテージがある人であれば、2ヶ月、3ヶ月ほどの短期集中でやるだけでもおそらく行きたいところに行けるので、8ヶ月というのはあくまでも一番極端な例として捉えてください。

マッキンゼーの面接当日

―マッキンゼーの面接の、本番の様子は覚えていらっしゃいますか?

村木: 覚えています。面接が5回ありました。当時はコロナ前だったので、毎回オフィスに行って面接を受けていたのですが、面接官の人たちはとても優しい人たちでしたね。こっちが緊張していても、それを汲み取って色々質問をしてくれました。一般的なフェルミ推定やケースの面接が5回出るのですが、5回とも自分としては全部楽しんでやれたかなという感触です。

―5回もあるんですね!

はい。5回、今も変わってなければあると思います。

マッキンゼー入社後の生活

―実際に入社後、生活はどのように変わりましたか?

良い面・悪い面それぞれあります。
まず良い面は、お給料が大きく上がりました。日系の企業にいた時の具体的な金額はあまり言えないですけど、2、3倍ぐらいには一気に上がりました。

あとはやっぱり自分がやる仕事が、日系企業だとピラミッドの一番下だったのが、一気に大企業の役員との問題解決をするっていう仕事になったので、仕事の内容が変わったことは刺激的だったかなと思います。

一方悪い面は、ワークライフバランスが明らかに悪くなりました。日系企業の頃は残業時間の管理を徹底されていた環境とはギャップがありました。今はマッキンゼーもだいぶ改善されてある役職までは残業時間を厳しく管理していますが、やっぱりある程度の役職以上になると残業関係なく成果を出せるまで仕事をするスタイルに変わるので、そこはしんどいところだったと正直ベースでは思います。

最後に

私自身、学歴があまり高くなく、かつコンサル全くの未経験というところから8ヶ月やったという経験があるので、その経験を活かして皆さんに還元していきます。コンサル未経験で目指してみたいという方がいらっしゃったら、ぜひ連絡いただければと思います。

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