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元マッキンゼー面接官が解説:「これだけは絶対に言うな」転職面接NG志望理由5選 

■はじめに

今回は「面接で絶対に言ってはいけない志望理由」というテーマで、ステラキャリアズCEOの村木のインタビュー内容をお届けします。

村木は、2015年に新卒で日系大企業に入社し、4年間勤務。その後、トップコンサルティングファームであるマッキンゼーに転職し、6年間コンサルタントとして活躍(ASC⇒EM)。現在は独立し、コンサルタント転職エージェント会社の社長として、コンサルティング業界への転職支援を行っています。

つい“本音”で語ってしまいがちな転職理由。しかしそれが、実は評価を大きく下げてしまっている可能性があります。
では何がNGで、どう話すのが正解なのか。面接官の視点から、徹底的に語っていただきました。

■ 「絶対に言ってはいけない志望理由」5つ

① パワハラ・セクハラを理由にする

Q:「パワハラやセクハラを受けたから辞めたい」というのは、正当な理由に思えますが面接ではNGですか?

A:確かに受けている方は非常に辛いですし、そんな会社はすぐに辞めるべきです。しかし、面接の場ではNGです。転職活動は恋愛に似ています。例えば、新しい恋人候補に『前の彼氏にDVを受けていたから、逃げるためにあなたと付き合いたい』と言われて、魅力を感じるでしょうか?

「ハラスメント」は今の会社を辞めたい理由であって、その会社に行きたい理由ではありません。面接官は「なぜうちの会社なのか」というポジティブな理由を聞きたいのであって、辞める理由は二の次なのです。

② 残業代・給与など“待遇不満”を理由にする

Q:「残業が多すぎる」「給料が払われない」という不満はどうですか?

A:これも事実だとしても、面接での評価対象としては低くなります。面接官は『もっと成長したい』『貢献したい』と語る人と、『給料が出ないから辞めたい』と言う人を比べた時、どちらを評価するかは明白です。

Q:でも本音としては年収を上げたいですよね。

A:年収については、エージェントを上手く活用するのがコツです。自分は面接で「いい人」を演じ、ガツガツした交渉は第3者であるエージェントに裏側でやってもらうのが、賢い生き抜き方と言えます。


③ 介護・育児など家庭事情を前面に出す

Q:「親の介護や子育てがあるので、リモート環境がいい」という志望理由はどうでしょう?

A:面接は「自分という商品をいくらで買ってもらうか」というセールスの場です。デパートでソーセージを売っている人が『実はこれ、添加物が入っていて体に悪いんですよ』とは言いませんよね。それと同じで、面接では自分の都合よりも、まず「自分がいかに役に立つか」をアピールすべきです。

④ 「やりがいがない」から辞めたい

Q:「今の会社ではやりがいがない」という理由は前向きに聞こえませんか?

A:一見良さそうですが、採用側からすると『つまらない仕事はやってくれないのでは?』という懸念になります。会社には必ず泥臭い仕事があります。「どんな仕事でも、それが会社のためならやる」という姿勢が見えないと、採用したいとは思われません。


⑤ 「新しいことに挑戦したい」

Q:最後は『御社に入って新しいことに挑戦したい』です。これはやる気があって良さそうですが…?

A:一番やりがちですが、これもNGです。「会社は学校ではない」からです。中途採用は、あくまで「これまでの経験を活かして何ができるか」が問われます。まずは「自分ができること」で貢献し、その上で「数年後に挑戦したい」と伝えるのが正しい順序です。

■ 結局、「正解」は何なのか?

Q:では、どのような志望理由が「正解」なのでしょうか?

A:正解は一人ひとり異なりますが、「これまでの経験」と「将来のゴール」を結ぶ中間地点に、その会社があるというロジックを作ることです。

Q:具体例はありますか?

A:例えば、ITの開発経験があるなら、「開発は即戦力として貢献できる。その上で、将来起業するために、御社で上流の戦略や要件定義を学びたい」といった形です。これなら、会社側も「すぐに活躍してくれるし、目的意識があるから簡単に辞めないだろう」と判断できます。

Q:もし今、語れる経験が足りないと感じる場合は?

A:もし今、語れる経験が足りないと感じるなら、今の会社で「自分で考えて成果を出した経験」を小さくてもいいから積み上げることが、遠回りに見えて一番の近道になりますよ。

■ まとめ

転職活動は、自分の都合を押し付ける場ではなく、相手(企業)にメリットを提示する「マッチング」の場です。自分の過去と未来の点をつなぐ線の上に、応募企業を置くこと。これが、内定を勝ち取るための最も強力な志望理由になります。

■さいごに

転職面接は「不満の吐露」ではなく、「自分と企業の未来をどう繋ぐか」を示す場です。
過去の経験 → いま提供できる価値 → 将来のビジョン
この一本の線を描ける人が、企業に選ばれます。

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